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女 王

・・・と言っても、私の女房の話ではありません。


皆さんは、嘗て〝空の女王〟と呼ばれた旅客機をご存知でしょうか?

このニックネームを知らずとも、昭和世代の方なら〝ジャンボ〟の愛称でピンときますょネ。 そう、その


ボーイング 747
 Boeing


がパン・アメリカン航空のニューヨーク~ロンドン間で初就航したのが、今からちょうど50年前の今日・1970年1月22日のことでした。

    


1960年代末期まで、国際線旅客機は乗客数200名までの飛行機が主流でしたが、更なる輸送の効率化を追求する当時最大の航空会社・バンアメリカン航空は、ボーイング社に対して従来の2倍以上の乗客が登場できる大型旅客機の製造を依頼。

 ※ボーイング(社)に関する過去記事は、こちら。(↓)



そして同社は貨物機としてもコンテナを横2列に積めるよう、機体の一部を2階建て・操縦席も上部に上げるという画期的な設計で、大量輸送の実現に成功します。


 全長 70.6m  全幅 59.6m  全高  19.3m

 重量 162.4t  乗客 452名   巡航速度 マッハ0.84


強力エンジン4基搭載・機内通路2本という、時代を先取りしたジャンボ・ジェットは就航するとやすぐに注目を集め、日本(羽田空港)に初めてパンナムのジャンボ機が降り立ったのが、初就航から2ヶ月後の1970(昭和45)・3月11日・・・大阪万博の開幕直前でした。

※〝ジャンボ〟の愛称は、19世紀後半にロンドン動物園やバーナム&ベイリー・サーカスで活躍した有名アフリカ象の名前に由来しているとか。
また日本のゴルフ界で一時代を築いた尾崎将司選手の愛称も、このジャンボ・ジェットからつけられました。


当日は世界最大の旅客機を一目見ようと多くの見物人が押しかけ、あまりの巨大さにド肝を抜かれたとか・・・。

従来の旅客機と並んだら、その差は一目瞭然です。


     

                       B747 B707


その後、他の航空各社もこぞって同型機の採用を決定。


日本航空も同年4月に導入・・・以降2007年までモデルチェンジを重ねつつ、世界各国の航空会社に延べ1,500機以上が納入され、ロングセラー旅客機として人々に愛されてきました。


アメリカのスペース・シャトルを背負って飛ぶのも、また同国の大統領専用機エアフォース・ワンや、日本の政府専用機もかつてはジャンボ。


    


    


一方で1983年の大韓航空機撃墜事件や、1985年の日本航空・御巣鷹山墜落事故もジャンボ機・・・良くも悪くも歴史に残る機種だといえましょう。


大量輸送を可能にしたことで、航空運賃の引き下げに大きく貢献したジャンボ・ジェットでしたが、やがて到来した石油価格高騰や不況により、航空機は省エネ・中型機トレンドに移行。

主役の座をボーイング777やエアバスA340にとって変わられることに。

ジャンボ機は、座席ひとつにかかる燃費が新鋭機に比べ30%も割高になるそうですから、それも致し方ないでしょう。


また同機開発の契機となったパンアメリカン航空は、一気にジャンボ機の大量導入を行った結果その莫大な代金支払の負担が一因となり倒産してしまう・・・という、何とも皮肉な結果を招くことに。


ところで1980年代に入り、ポツポツ飛行機に乗る機会が出始めた頃・・・私の夢は、当時ジャンボ機の2階にあったファーストクラスに座ることでした。


「いつかはあの螺旋階段を上り、ファースト・クラスで海外旅行を!」

        


1階のエコノミー席に座るたびに思い描いていた私の願望・・・しかし残念ながら、現在飛んでいる後継機種では既に螺旋階段はなく、2階席もエコノミークラスのシートが当たり前になったとのこと。


これまで何度もモデル・チェンジが繰り返されてきたものの既に生産が打ち切られ、次々と後継機種に取って代わられている現在、螺旋階段を昇るという私のささやかな夢が実現することは、残念ながらなさそうですダメだぁ顔


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