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公 認

今では信じられないことですが、昔は陸上競技においては女人禁制・・・第1回のアテネ五輪でも、陸上競技は男子のみ。

オリンピックで女子の陸上競技種目が登場したのは1928年に開催された第9回アムステルダム大会から。

同大会で人見絹枝選手が日本人初のメダル(銀)を獲得したことは、過去記事でご紹介しました。(↓)

   
https://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11513945518.html


ただしマラソン競技に関しては「生理的に無理」という考えが浸透しており、参加は許されませんでした。

その門戸を開いたのは、1967年に世界最古の歴史を誇るボストンマラソンに男性名で登録し、妨害にもメゲず完走したキャサリン・シュワイツァーという女性でした。(↓)



その後ボストンマラソンでは年々非公式ながら女性の参加者が増え、遂に1972年、正式参加が認められました。

そして世界で初めて国際陸上連盟(IAAF)が公認する女性限定のマラソン大会として


 
第1回東京国際女子マラソン

が開催されたのが、今からちょうど40年前の今日・1979(昭和54)年11月18日のことでした。


style="font-family: "MS Pゴシック";">この日は国立競技場をスタートして東京ドーム~東京タワー~皇居~品川駅などを通過し、大森海岸交番前を折り返して再び国立競技場に戻るコースで、参加選手は50名。

小雨の降る悪コンデションの中、水道橋駅前から四谷にかけての高低差が10階建てビルに相当する30mもある世界屈指の難コースを2時間37分48秒のタイムで走り切り、初代優勝者の栄冠に輝いたのは、イギリスのジョイス・スミス選手。

なんと当時42歳で、2人の子供さんがいるママさん選手でした。


     


上の写真で一番右を走っているのがスミス選手ですが、左手にハンカチを持っているのがお分かりいただけると思います。

「道路にツバを吐くのはマナー違反」と考えたスミス選手は、それをハンカチで拭っていたそうですから、なんとも女性らしい気配り・・・。

その行いを勝利の女神が称賛したのか、彼女は翌年の大会も制して2連覇を達成。

一方、第1回大会の日本人選手は2時間48分52秒で7位に入った村本みのる選手が最高。

この大会の2年前からマラソンを始めたという彼女は、38歳で自己記録を11分も縮めたのですから立派。


日本人選手が初めて優勝したのは、第5回大会(1983年)の佐々木七恵選手で、2時間37分9秒。

 ※佐々木選手の過去記事は、こちら。(↓)


https://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11943168693.html


その後毎年開催され、歴代優勝者の中には、谷川真理・浅利純子・高橋尚子・土佐礼子・野口みずきら日本を代表するランナーの名がズラリ。

大会のロゴマークも、見た記憶のある方も多いことでしょう。

    


しかし同大会は、東京マラソンと併合されることとなり、2008年の第30回大会で打ち切りとなりました。

その最後の大会で2時間23分30秒のタイムで優勝したのは、尾崎好美選手。(下写真・左)

そしてこの時スターターを務めたのは、初代優勝者のスミスさんでした。(同右)


    

歴史的な大会がなくなってしまったのは残念ですが、東京マラソンで・・・さらに来年のオリンビックで日本女子選手が先頭を切って颯爽と北海道で走る姿を観てみたいものです。扇子


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