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悲 運

今日は、20世紀末に活躍したアメリカのプロ・ゴルファー、


ペイン・スチュアート
  Payne Stewart


が非業の死を遂げた命日・・・早いもので、没後20周年にあたります。


        


スチュアートは、1957年にミズーリ州スプリングフィールドに生まれました。

かつてミズーリ州のアマチュア選手権で優勝した父親から手ほどきを受け、4歳からゴルフを始めた彼は、1979年にプロ入り。

しかし決して順風満帆ではなく、当初はPGAツアーのQT(予選会)を通過できず、2年間アジア・ツアーを回りました。

その間結婚した彼は心機一転、1982年からPGAツアーに参戦すると、早くもその年に 『クワッド・シティ・クラシック』 で初優勝。

1989年には全米プロゴルフ選手権でメジャー初制覇を果たすと、2年後には全米オープンも獲って、メジャー2冠に輝きました。

そして1998年の全米オープンでリー・ジャンセンに悔しい逆転負けを喫したスチュワートは、翌年2月のAT&Tプロアマに勝つと、その勢いに乗って6月には捲土重来を期して全米オープンへ。

名門コースのパインハースト・リゾートで行われた同大会で、スチュワートは激闘の末に見事フィル・ミケルソンを下し、メジャー3勝目を飾りました。


        


最終ホールでパーパットを沈め優勝を決めた瞬間のガッツポーズは、後に銅像が作られた程有名です。

    

我が家には、この激戦の模様を録画したビデオテープが・・・。

     


更なる飛躍を期待されていた彼に突然の悲劇が訪れたのは、この優勝から僅か4ヶ月後のことでした。

10月25日、賞金ランキング上位30人にのみ出場資格が与えられるPGAツアー選手権に参戦するためコースのあるダラスに向かう途上に悲劇が起きました。

搭乗していたプライベート・ジェット機が、突然交信を絶ってしまったのです。


    
               
墜落したリアジェット35


おそらく急減圧によりスチュワートを含めた乗員・スタッフ6名は機内で死亡したと考えられますが、飛行機は自動操縦でそのまま飛び続け、住宅地に墜落の危険があった場合を想定し、撃墜するための戦闘機が追尾。


この模様は全米に生中継され国民は固唾をのんで見守ったそうですが、結局燃料切れにより予定コースから大幅に逸れたサウスダコタ州アバディーンの沼地近くに墜落。


    

            緑・予定コース 赤・実際の飛行経路


全員の死亡が確認され、アメリカとゴルフ界に衝撃と悲しみが走りました。

ツアー選手権第2日に行われた追悼セレモニーで、霧に包まれたコース内に響く悲しげなバグパイプの音色、中継を観ていた私は今でもはっきりと憶えています。


この時スチュワートは、現在のタイガー・ウッズとほぼ同じ42歳・・・まだまだ活躍ができる年齢だっただけに、残念でした。

タイガー・ウッズはこの年の全米オープンでミケルソンに次いで3位に入り、翌年の同大会では優勝と、2001年まで第1期黄金時代を迎えましたが・・・もしスチュワートが生きていれば、そう簡単には勝てなかったかもしれません。

その強さと同時に、二枚目でスタイル抜群。


NFLと契約を交わして各チームのチームカラーを採り入れた派手なウェアを着こなし、独特のニッカーボッカー&ハンチング・スタイルが似合うダンディーなプレーヤーであり、また時々星条旗やその3色をウェアに使う愛国者でもありました。

あの派手なニッカボッカ・スタイルでシニア・ツアーを戦っている彼の姿を想像しつつ、あらためて冥福を祈りたいと思います。
笑3


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