FC2ブログ
却 下

皆さんも、何度か覗いた経験があると思いますが、今日はその

 望遠鏡の日

なのだそうです。

オランダの眼鏡屋(レンズ製作業)だった、ハンス・リッペルベイ(1570-1619)なる人物が、今から411年前の今日・1608年10月2日に望遠鏡の特許申請を国会に提出したことに因むとか。

       

              Hans Lipperhey


 


ドイツのヴェーゼルに生まれた後オランダのミデルブルフに移住し、1594年に結婚して1602年に同市民となり、終生その地で暮らしたという彼は、そこで眼鏡屋を開業。

※眼鏡は13世紀末に発明され、既に普及していました。

そしてある日、店で遊んでいた2人の子供が1枚のレンズにもう1枚のレンズを重ねた時に物がはっきり見えることに気づき、それを見た彼に望遠鏡の構造が閃いたとか。

(店頭に2枚のレンズを買い求める客が来訪し、それを不思議に思った彼が2枚のレンズを重ねたことから・・・という説も。)


そこで彼は一攫千金(というか年金)の獲得を目論んで、特許を申請。

    
         
提出した特許申請書(一部・左に彼の署名)


しかしオランダ国会は、この申請を却下。 その理由は、

◆単純な構造で、誰でも作れる。
◆多くの人が、この発明を既に知っている。

というもの。 実際、彼の数週間後に、同じくオランダの眼鏡屋ヤンセンが同様の特許を申請しましたが、これも同様に却下されています。

本人はさぞガックリしたでしょうが、この特許申請は確実に人類の科学の進歩に貢献することに。

なぜなら、この望遠鏡発明の噂はすぐさまヨーロッパに広がり、2枚のレンズと筒だけで簡単に作れる望遠鏡は短期間に普及したから。

特許申請したリッペルベイの望遠鏡は倍率が3倍でしたが、翌1609年夏には、パリで3~4倍の望遠鏡が発売されたとか。

そして当時バドゥパ大学の数学科教授だったガリレオ・ガリレイも、自ら望遠鏡を制作。


        


その後彼はその望遠鏡 (上が14倍・下が20倍) を使って月にクレーターがあること、天の川が無数の星の集合体であること、木星に衛星があることなどを次々発見しました。

ですから逆に言えば、もしリッペルベイが特許申請をしなければ、ガリレオは望遠鏡の存在を知らず、地動説も唱えられなかった・・・かもしれません。


存命中の彼は、狙っていた年金を手に出来ず悔しい思いをしたかもしれませんが、科学発展の一翼を担ったこと、また月のクレーターや小惑星などに自らの名が冠されたことをあの世で知って、満足している・・・かナ?


でも、本当に初めて望遠鏡を発明したのは、誰だったんでしょうネ?

眼鏡が発明されてから300年以上の間、誰も2枚のレンズを重ねて見なかった・・・なんてことは、有り得ないと思いますが。


                人気ブログランキング

スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック