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新 旧

その昔(というか今も?)日本一のビジネス街といえば、東京駅を皇居側に降りた〝丸の内〟。

そしてそれを象徴するビルといえば、東京駅の道向かいにある 『丸の内ビルヂング』 でした。

明治維新後、1890(明治23)年に新政府が兵舎を丸の内から青山に移転する財源として丸の内地区の払い下げを行い、入札により三菱財閥の総帥・岩崎彌之助が1坪12円、約10万坪を総額128万円で落札。

当時の相場で2倍以上の価格だったそうですが、現在の貨幣価値でいえば坪3万円前後・・・考えられないくらいの超安値。

そして1914(大正3)年の東京駅開業に伴い、桜井小太郎の設計により地上8階・地下1階のアメリカ式鉄骨高層ビル 『丸の内ビルヂング』 を建設。 (※後に地上9階・地下2階に増築)


      

当時のビジネス中心街はまだ日本橋・兜町だったそうで、いくら東京駅に隣接しているとはいえ、テナントが集まるかどうか未知数の中、現在の貨幣価値で250億円前後という巨費を投じての建設は2代目・小彌太にとってもかなりの英断。

しかしエレベーター付きのオール洋式、総床面積1万8千坪という巨大かつ最新鋭の〝東洋一のビル〟は、会計事務所、弁護士、建築士、医者、雑誌社など予想以上の多様かつ多数のテナントが入り、更にレストランや喫茶店、美容院まで開店するという、日本初の商店街があるオフィスビルとなりました。


堅牢な建物は関東大震災でも倒れることなく、やがて日本一のビジネス街・丸の内のシンボルに。

水や土砂、あるいは巨大建造物の比較としては、昭和時代後期で霞が関ビル、最近では東京ドームが利用されますが、それまでは、「丸ビル○杯分」と表現されていたほど。

しかしさすがの丸ビルも老朽化には勝てず・・・日本建築学会が保存要望書を三菱地所に提出したものの、同社は1997年に取り壊して、


 丸の内ビルディング

の建設を決定。 


地上37階・地下4階、延べ床面積は旧丸ビルの約2.7倍となる159,907.4m² という最新鋭の高層ビルがオープンしたのが、今から17年前の今日・2002(平成14)年9月6日のことでした。


         

旧・丸ビルの面影を残す土台に近代ビルを乗せたようなフォルムが独特で、オープン当初はテレビ局が盛んに報道し、入居するレストランにお客がワンサカ訪れた記憶があります。

しかしその5年後、東京駅から和田倉門を経由して皇居に向かう行幸通りを挟んで立っていた『新丸ノ内ビルヂング』(1952年竣工)も建て替えとなり、2007年に 『新丸ノ内ビルディング』が誕生。

地上38階・地下4階 高さ197.6mと丸ノ内ビルディングよりちょっぴり高いものの、東京駅の丸の内中央口から皇居を望むと、まるで山門の仁王像のように建っている姿は、なかなか圧巻です。

        

新丸ビルがオープンした時もお客さんが押し寄せ、レストランはどこも待たされる状況でした・・・が、あれから10年経った今、人出はどうなんでしょうネ?

その後都内ではいくつも新ビルが建てられましたし、そのたびお客さんはそつらに集中してますから、今なら行き時かも。

画像向かって左が丸ビル、右が新丸ビル・・・と言っても、方向音痴の方には分かりづらいでしょうから、ビルのロゴマークをご紹介しましょう。


          


待ち合わせの時は、これを目印にして、間違えないように・・・って、大して役には立たないか。あせあせ

それでも東京名所であることは間違いありませんので、上京された方は東京駅から徒歩1,2分の〝新旧(?)丸ビル〟に足を運んでみてください。


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