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戦 友

地方では、明日から〝お盆〟・・・ご先祖様の魂を祀る、これからも子々孫々に伝えるべき伝統行事ですネ。


亡くなった方を偲ぶ気持ちは大切にしたいものですが、それが最も強くなるのが、以前私がお手伝いしていたご葬儀の時。

ご遺族が嘆き悲しむ姿は、何度見てもグッと来てしまいますが、ご遺族・ご親族以外の会葬者がそれ以上に感情を露わにされる場面もありました。

それは・・・〝戦友〟。


大東亜戦争時に旧日本軍兵士として従軍された方々、特に外地から九死に一生を得て生還された方のご葬儀をお手伝いをさせていただく機会が過去しばしばあった(戦後70年を過ぎたてからは殆どなくなりました)のですが、そのご葬儀に嘗ての戦友の皆様が参列された時がありました。


         


『第○師団○○会』 等と縫い込んだ旗を祭壇横に飾られ、80歳を超えていらっしゃるにも拘わらず背筋をピンと伸ばし矍鑠として椅子に腰掛けられ、静かに遺影を見つめるご老人達。


出棺間際にお柩に花を手向けながら、

「お~い、○○。俺達を置いて先に逝きやがって・・・バカヤロウ! もうすぐ俺達も行くからなぁ。

キサマ、あの世で酒でも呑みながら待ってろよぉ~っ!」


と大声で最後のお別れをされる戦友のお姿を拝見すると、そこには奥様やお子様らご遺族でさえ入り込めない、強い絆を感じざるを得ませんでした。

私自身体育会出身ですから、チームメイトとは同じ釜の飯を食った仲・・・ですが、やはり生死を共にした戦友はそれ以上の連帯感があるのでしょう。


しかし戦友だから全員に連帯感がある、とは限りません。

拙ブログの過去記事・『インパール作戦』で取り上げた〝ムチャグチ〟こと牟田口中将は遺言を残して自らの葬儀の場で自己弁護の書面を会葬者に配り、顰蹙を買いました。

 ※インパール作戦・牟田口中将に関する怒記事は、こちら。(↓)


更に酷いのは、上記過去記事にも名を挙げた花谷正陸軍中将。


       

自分のキャリアを鼻にかけて威張り散らし、部下に自決を強要したり陸軍士官学校の同期を部下が観ている前で顔の形が変わるほど殴りつけ、〝酷将〟と言われた人物です。

彼が病に倒れた時、知人が義捐金を募ったものの、誰一人として応じる部下はなく、また彼の葬儀の際にも誰一人参列する部下はいなかったとか。

逆に(戦友ではありませんが)元小学校の先生だった方の葬儀には、30年以上前に卒業した教え子が100人近くも参列し、祭壇の前で涙ながらに校歌を合唱し、口々に感謝の言葉を送られたことも。

葬儀の現場には、故人様の生き様が端的に表れるものなのです。

貴方の葬儀には、一体誰が参列して悲しんでくれると思いますか?

なぁんて言ってる私の葬儀には、誰も来なかったりして。うー


 


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