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UMAMI

人間が感じる味覚には、甘味・塩味・苦味・酸味がありますが、もうひとつあるのをご存知でしょうか?

それは・・・〝うま味〟。 今日は、その

 うま味調味料の日

なのだそうです。

今から111年前の今日・1908(明治41)年7月25日に、『グルタミン酸塩を主成分とせる調味料製造法』の特許が認定されたことに因むとか。

うま味成分を発見しこの特許を取得したのは、東京帝国大学理学部化学科教授の、池田 菊苗(きくなえ)氏。

       


池田教授は、1864(元治元)年に薩摩藩士の父・池田春苗の次男として京都に生まれました。

1885年に帝国大学理科大学化学科(現・東京大学理学部化学科)に進学し義兄にあたる櫻井錠二教授から化学を学び、卒業。

1896年から同大の助教授となり、1899年から物理化学研究の本場ドイツ・ライプツィヒ大学に2年間留学、後にノーベル化学賞を受賞したオスワルド教授に師事しました。


留学後一時ロンドンに滞在した際、あの夏目漱石と同じ下宿に住み、彼の文学論に影響を与えたという池田氏は、帰国後1901年に教授に昇格。


多くの基礎化学的な研究を行う一方で,実学的な研究にも広く興味をもっていた池田教授・・・実は、幼少の頃より(湯豆腐などの)料理に使われる昆布の出汁に関心をもっていたそうな。

そして1907年に妻が買ってきた昆布を見て、そのうま味成分について研究することを決意。


同年に約38 kgもの大量の昆布から煮汁を取り,うま味の素であるアミノ酸の一種・L-グルタミン酸ナトリウム約30 gの抽出に成功。

       


               池田博士が抽出した〝具留多味酸〟


池田教授は、この製法を1908年4月24日に特許申請し、その3ヶ月後に認可を受けたのです。

この画期的発明を池田教授と契約を締結して翌年工業・製品化したのが、鈴木製薬所の創業者・鈴木三郎助(1868-1931)。

その新調味料の名は、『味の素』。

そう、鈴木製薬所は現在の味の素株式会社の前身なのです。

    

         鈴木三郎助             発売当初の『味の素』

 ※『味の素』に関する過去記事は、こちら。(↓)



昔は化学調味料だったのに、なぜ今はうま味調味料と言うのか?
リブログ記事をお読みいただくと、その辺の事情も分かります。

まァそれはともかく・・・〝日本十大発明〟のひとつとされる、このうま味成分を発見した池田菊苗教授の名を皆さんも是非憶えて下さい。

そして味の素を使う時には、是非感謝の気持ちをお忘れなく!扇子


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