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霊 廟

今から400年ほど前のインド・・・当時はムガール帝国でのお話です。

1595年に同国の貴族アーサフ・ハーンの娘として生まれた、


 ムムターズ・マハル

   Mumtāz Mahal


いう女性がいました。

彼女は17歳の時に、後に第5代ムガール皇帝の座に就くフッラム皇子(シャー・ジャハーン Shāh Jahān ) と結婚。


     


夫婦は大変に仲睦まじく、2人の間には何と14人の子供が生まれた (※但し成人まで育ったのは7人) のですが、その14人目を生んだ直後の1631年6月17日・・・彼女は36歳の若さで産褥死してしまったのです。

つまり今日はマハル王妃の命日なのですが、なぜ日本では殆ど知られていない彼女を取り上げたかと言うと・・・愛妻の死を嘆き悲しんだシャー・ジャハーンが、その翌年から20年以上の歳月をかけて彼女のために造った霊廟が、1983年に世界遺産に指定された

 タージ・マハル


   Taj Mahal
だから。


   


1653年に完成したといわれるこの白亜の大理石で出来た壮大な霊廟・・・タージ・マハルの名の由来は、ムムターズ・マハルのムムが消え、ターズがインド風の発音・タージになったものだとか。

完成後、建物の装飾や収められた宝石類が略奪されたり、1800年代前半には同地を制圧した東インド会社が解体してイギリス本国で売却しようとしたりしたそうですが、幸いにもその最悪の事態は免れ、現在は交通の便が悪いにもかかわらず年間400万人もの観光客を集める世界的な名所となっています。

夫・ジャハーンはその後皇位継承争いの結果敗れて幽閉され、1666年に74歳で逝去。

今は愛妻と共にこの霊廟に安置されています・・・が、これだけ有名になって観光客が押し寄せていると、なかなか静かには眠れないかも。


夫婦が死後もあの世で仲良く・・・と言うのは理想であり、ジャハーン夫妻はその良き見本といえます。

しかし現実には、「死んでからまで夫の(実家の)墓には入りたくない」という奥様方の声を聞くことがしばしば。

妻と二人で入るためにとお墓を買ったご主人に内緒で、別の霊園にお墓を買った奥様を私は何人か知っています。

知らぬはご主人ばかりなり・・・というか、知らない方が幸せかもしれません。うー

さて、皆さんはジャハーン夫妻のように、連れ合いと一緒のお墓に入りたいですか?

もし自分がそう思っていても、相手が怪しい・・・と思った、そこのあなた。

自分の想いを遂げる方法は、ひとつしかありません。

それは、相手より長生きすることです!あせあせ




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