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劇 的

今からちょうど60年前の今日、日本ブロ野球界にとって大きなエポックとなる出来事がありました。

それは、昭和天皇が初めて観戦された


天覧試合


某日、昭和天皇が水道橋方面を眺めていた時、ふと後楽園球場のカクテルライトが目に留まり、


「あの明かりは何か?」


と尋ねられ、「プロ野球の試合であります。」という侍従の答えに関心を示された・・・これがキッカケとなって、史上初となる天皇陛下のプロ野球観戦が実現したそうな。


試合は、読売ジャイアンツ vs 大阪タイガース 伝統の一戦。

初の天覧試合ということで、巨人・水原監督は当日の朝2度も水で体を清め、また島主審は「陛下にお尻を向けてジャッジしていいのだろうか」と真剣に悩んだとか。


※島主審に関する過去記事は、こちら。(↓)



19時から巨人・藤田元司、阪神・小山正明の両エースの先発で試合開始。

追いつ追われつの好ゲームは、4-4のまま9回裏に入った時点で
21時を過ぎていました。


両陛下が野球観戦できる時間は21時15分までと予定されていたため、もし延長戦に突入した場合は試合結果を見届けられず、途中退席になる可能性がありました。


しかし、9回裏の先頭打者としてバッターボックスに入ったのが、長嶋茂雄選手。

カウント2-2から、後に終生のライバルとなる村山実選手の投じた5球目を真芯で捉えると、ボールはレフトスタンドに飛び込みサヨナラ・ホームラン!


       

この時、時刻は21時12分・・・まさに劇的な幕切れとなり、両陛下はそれをしっかりと見届けて席を立たれたのです。

最後はスーパースターのサヨナラホームランで決着! しかもこの試合では王選手もホームランを打っており、いわゆる〝ONアベックホームラン〟の始まりになったというオマケつき。


いかなる作家をしてもこんなストーリーは書けない・・・いや、書いたらわざとらしいと批判を浴びるだろうと思われる程の凄い試合でした。

長島選手自身が、後に最も記憶に残る試合だったと述懐したこの天覧試合を契機に、空前のプロ野球ブームへと突入していったわけです。


※天覧試合の劇的な幕切れを、こちらでご覧ください。



さて、それから半世紀以上経った現在の日本プロ野球界・・・。


長嶋 vs 村山王 vs 江夏江川 vs 掛布野茂 vs 清原松坂 vsイチロー・・・これらのような、誰もが観たがるライバル対決が、殆どなくなってしまったような気がしませんか?


日本プロ野球界のスターが続々とメジャーリーグ入りし、そこで活躍してくれることは嬉しいですが、やはり目の前で勝負してくれる事がファンにとっては有難いとも思うのですが・・・。


それに某球団が〝勝てば官軍〟とばかりに、相変わらずカネで他球団の主力選手を毎年のようにかき集めていますが、こういうやり方もファンの共感を得られるのかどうか。

サッカーを始め、様々なスポーツに人々の関心が分散している中、プロ野球界も運営方法を考え直す時期に来ているような気がします。


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