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季節外れ

まだ梅雨入り前の時期ですが、今日は台風のお話です。

今からちょうど70年前の今日・1949(昭和24)年6月20日午後11時頃、まさに季節外れの


 デラ(Della )台風


が鹿児島に上陸しました。

※台風が人名から番号制に変わったのは、1953年から。

詳しくは、こちらの過去記事で。(↓)



6月17日に米軍機によってフィリピン東方沖で発見された同台風は、北北西に進路を取りつつ屋久島を通過し、そのまま紀伊半島に向かうと予想されました。

       


この台風の勢力は強く、21日午前2時頃の愛媛県・宇和島市で最大瞬間風速29.2m、佐田岬で38.5mを記録。

ちょうどこの台風が接近した時、宇和海では不漁続きだった漁民が無理を押して出漁していました。


そこに進路が変わった台風が直撃して海が大荒れとなり、死者・行方不明者211人を出しました。

中でも日振島での被害は甚大で、当時の人口約2,300人の内、106人・・・人口の5%近くが帰らぬ人に。

       

                  日振島の位置


また川崎汽船所有の旅客船 『青葉丸』(599トン)が警報を受けながら20日21時に高浜港を出港し、21日午前2時半に大分県姫島付近で転覆、乗員・上客141名が死亡または行方不明に。

21日6時頃に玄海灘から日本海に抜けた同台風による被害は、死者・行方不明者468名、負傷者367名。

全壊住宅1,410棟、半壊4,005棟、床上浸水4,627棟を数えました。


       

                    宇和島・加周海岸の様子


被害が大きくなった要因としては、まず当時はまだ離島や僻地には電気も通っておらず、台風情報が行きわたらなかったこと。

更にその地域の住民には、「梅雨時の6月に台風は来ない」という言い伝えが浸透していたことが挙げられるとか。

現代のように人工衛星から逐次情報が送られてくる時代ならぱ、船も出航せずここまでの被害にはならなかったでしょう。

とは言え、この台風が急に進路を変えたように、自然は人智を超えた活動をするもの。

まして地球が温暖化に向かい、温帯化しつつある日本列島では、ゲリラ豪雨などがいつ起きても不思議ではないですから。


今年は既に1・2月に1個ずつ台風が発生していますが、意外にもこれは例年に比べて少ない方。
2015年には1~6月までに毎月1,2個、計9個も発生しましたし、2004年には6月単月で5個も。


〝油断大敵〟・・・これが自然災害から身を守る心構えでしょう。うー


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