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Mr.America

100年以上に及ぶ映画の歴史。 


その間には様々な名優が誕生してきましたが、中でもアメリカを代表する俳優といえば、皆さんは誰の名前を挙げるでしょうか?


私の中では、この方の名前は確実に入ります。


 ジョン・ウェイン

   John Wayne


今日は、この20世紀ハリウッド映画を代表する名優の命日・没後40周年にあたります。


         


『マディソン郡の橋』 で有名になったアイオワ州ウィンターセットで1907年に薬剤師の息子として生まれたジョン(本名:マリオン・ロバート・モリソン)は、海軍兵学校入学を目指したものの果たせず、南カリフォルニア大学へ。

そこで身長(公称)193cmの立派な体躯を生かしてフットボールに熱中。


しかしケガで選手生命を絶たれてしまった彼は、大学在学中から映画スタジオの大道具係として働き始めます。


1928年に端役として役者デビューを果たした彼は、なんとその2年後には 『ビック・トレイユ』 という大作の主役に抜擢されます。 


この時に監督からジョン・ウェインの芸名をもらったのですが、残念ながらこの映画はヒットせず、以後彼は不遇の時代を長く過ごすことに。


そんな彼を一躍スターダムに押し上げたのは、その不遇時代から親友として付き合っていたジュン・フォード監督の 『駅馬車』 (1939年)に主演したことがキッカケでした。


       


この映画の大ヒット以降、フォード=ウェインの〝ジョン・ジョン・コンビ〟は、35年間で 『黄色いリボン』 『静かなる男』 など、20作品以上を生み出しました。


日本における黒澤明監督=三船敏郎コンビとよく似ていますネ。


実は1964年に肺癌を患い片方の肺を切除していたそうですが、それでも俳優業継続を宣言し、1969年には 『勇気ある追跡』 で念願のアカデミー賞・主演男優賞を獲得。 

ただ個人的には、数多あるウェイン主演の西部劇より、『史上最大の作戦』(1962年公開)での軍人役が記憶に残っていますが・・・。

         


そして1976年にその名も 『ラスト・シューティスト』 という作品を最後に引退した彼は、周囲が体調を考慮して反対したアカデミー賞のプレゼンターを強行した約3ヶ月後の1979年6月11日、胃がんにより72歳でこの世を去りました。


最近の俳優は実に細かい心理描写を微妙な表情の変化などの演技でうまく表現していますが、そんな中で大柄なウェインの豪快な演技を観ると、却って新鮮に感じます。


まさに〝古き良き、強いアメリカ〟を象徴する俳優といえましょう。


あ~、久しぶりに 『駅馬車』 を観たくなってきました。笑2


そういえばこの西部劇史上に名を残す名作は、先住民(インディアン)に対する差別的描写があるために、現在アメリカでは公的な場所では上映されないのだそうです。


これも時代の流れですねェ。

あらためて、〝ミスター・アメリカ〟のご冥福をお祈り致します。


 


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