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十 弦

今日・5月3日は、スペインの生んだ世界的ギタリスト、


 ナルシソ・イエペス

  Narciso Yepes


の命日、日本流に言えば二十三回忌にあたります。


その名を知らずとも、彼が編曲・演奏した映画 『禁じられた遊び』 のメインテーマ・〝愛のロマンス〟は殆どの方が耳にしたことがあるでしょう。


1927年、スペイン・ムルシア地方の農家に生まれたイエペスは4歳からギターを弾き始め、その後はバレンシア音楽院・マドリード音楽院でギターや作曲を学びます。


そして20歳になったばかりの1947年12月、スペイン国立管弦楽団の定期演奏会でロドリーゴのアランフェス協奏曲を弾き大反響を巻き起こします。


その後パリ・ジュネーヴでの演奏会も大成功を収めたイエペスの名は、ヨーロッパで一躍有名になりました。


      


そして彼の名声を不動のものとした 『禁じられた遊び』 が公開されたのは、1952年。


同作品の監督だったルネ・クレマンは、当初既に高名なギタリストだったアンドレ・セゴビアに依頼するはずでしたが、映画製作に資金を使い果たしたためギャラが払えず。

たまたま入ったカフェで生活のために弾いていたイエペスに目をつけ、同作の音楽担当に抜擢したのです。


 ※ルネ・クレマン監督に関する過去記事は、こちら。(↓)



スペイン民謡を編曲した〝愛のロマンス〟は、ベネチア映画祭の金獅子賞・アカデミー名誉賞を受賞た同作品と共に世界的大ヒット。


その後世界中を演奏旅行で回ったイエペスは、17回も来日・・・通常は6本弦のところ、彼は音域の広い10本弦のギターを使用し、均一かつ透明な音色で多くのファンを魅了しました。


1990年頃に悪性リンパ腫にかかっていることが分かり、医師から演奏活動を止めるよう忠告を受けながらもコンサートを継続・・・しかし遂に1997年5月3日、69歳で天に召されました。


日本公演で彼自身が演奏する永遠の名曲〝愛のロマンス〟を聴きながら、日本人を含め数多くの弟子を育成し音楽界に多大な貢献をした、名ギタリストのご冥福をお祈り致します。笑3



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