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時 報

皆さんは、毎日どのような方法で正確な時間を把握していますか?


おそらく多くの方は朝お出かけ前などにテレビの画面隅に出ている時刻を無意識に見たり、スマホや携帯電話の画面をチェックしていらっしゃると思います。


ではテレビもスマホもない時代には、どうしていたのか?


天皇家や将軍様なら水時計などの機械時計をお持ちでしたでしょうが、庶民はそんなものとは無縁。


おそらく日時計みたいなものでおおよその時間を把握したり、お寺の鐘などを鳴らして知らせていたのでしょう。


そんな市井の生活の中に、正確な時報として登場したのが、大砲。驚き顔

1871(明治4)年9月9日から、皇居に鎮座した空砲の〝ドン〟という音で正午を知らせるようになったのが最初でした。 

※その〝ドン〟に関する過去記事は、こちら。(



しかしこれだけでは、いくら高層ビルがない時代とはいえ音の届く範囲は限られていますョネ。

ということで、東京市(当時)が大砲に代わって


 サイレン

を鳴らして時報を流すようになったのが、今からちょうど90年前の今日・1929(昭和4)年5月1日・・・奇しくも世界大恐慌が起きた年のことでした。


東京市教育局社会教育課が毎日天文台から正確な通報を受けて時計を正し、市内のサイレンを制御。


1分間各所一斉にサイレンを鳴り響かせ、鳴り終わった瞬間が正午だったとのこと。


夏の甲子園で、8月15日正午に一分間黙祷のためにサイレンが鳴りますが、まさにあのような感じ?

もし今これをやったら、「うるさい!」 という苦情が殺到するのは、間違いないでしょうでしょうネ。


その後全国的にこの方式が広まりましたが、他にも無線や灯火によって知らせるなど、様々な方式が定着していったそうな。


下の画像は、群馬県伊勢崎市にある 『時報鐘楼』 ですが、おそらく皆さんのお住まいの地域には昔・・・いや現在でもこのような鐘楼や火の見櫓などから、時を知らせるサイレンや半鐘を鳴らしているところがあるのでは?


       ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


さて〝時報〟といえば、秒単位で正確な時間を知るために最もポピュラーな方法は電話の 『117』 を使う方法だと思います。


この電話の(録音による)時報サービスが東京で開始されたのは1955(昭和30)年6月10日・・・時の記念日からのこと。


当初は 『223番』 でスタートし、午前6時から午後10時までの時間限定サービスだったとか。


せいぜい1日1万回前後の利用だろう、と電電公社は高をくくっていたようですが、蓋を開けてみたら初日だけで約53,000回もの利用が殺到。


その後も利用回数は増える一方で、担当者は交換機を冷やしながら対応したそうな。


その人気ぶりに、同年9月には名古屋、10月には大阪と徐々に利用地域を広げていったとのこと。


そして現在の 『117番』 に全国統一されたのは、1964(昭和39)年3月のことでした。


ところであの 「午前〇時〇〇分〇〇秒をお知らせします」 という音声・・・


 ① コンピューターによる合成音

 ② 人間の声


どちらだと思いますか?


正解は・・・・・・・・②なんですって。


感情・抑揚を抑えた太い声であることを条件にアナウンサーを選び、読み上げてもらったのだそうな。


現在の声は、中村啓子さんという女性ナレーターのもの。

       


日本語アクセント辞典は片時も離さず、4冊ボロボロになったという中村さんの声は、現代日本語アクセントの基準なのだそうな。


故に彼女は、117の他にも104 (番号案内) や105 (電報受付) の回線混雑時、NTTドコモの留守番電話サービスセンター、更には東京モノレール羽田線の車内放送や一部銀行ATMやエレベーターなどのアナウンスも務めているそうな。


普段何気なく耳にするアナウンスの音声、時報と比べてみてください。


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