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連 続

今から66年前の今日・1953(昭和28)年4月19日に行われた、第26回衆議院議員総選挙には、従来の選挙にはない2つの特徴というか出来事がありました。

まずそのひとつは、この選挙が俗に〝バカヤロー解散〟によって行われた突発的な選挙だったこと。

これは同年2月28日に、吉田茂首相が衆院予算委員会で執拗に食い下がった社会党・西村栄一氏に「バカヤロー」という暴言を吐き、これによって出された内閣不信任案が可決されたことで、吉田首相が解散に踏み切ったから。


※この〝バカヤロー〟に関する過去記事は、こちら。(↓)


そしてもうひとつは、1890年に行われた第1回衆議院議員総選挙から連続25回当選を果たしていた議員が、遂に落選したこと。

現在でも当選回数の世界記録保持者である、その方の名は、


 尾崎 行雄 


1858(安政5)年に現在の神奈川県相模原市に生まれた彼は、慶應義塾童児局に入るや福沢諭吉にその才能を認められ、十二級の最下級からいきなり最上級に飛び級を認められた秀才でした。

その後1879年に福沢諭吉の勧めで新潟新聞の主筆となり、報知新聞を経て1883年には東京府会議員に立候補し史上最年少で当選。

そして〝神風蓮の乱〟で九死に一生を得て余生を過ごしていた父親の住む伊勢から、第1回の衆院選に出馬し見事当選したのです。

以来〝政界の麒麟児〟などといわれ、様々な政党を渡り歩きつつ文部大臣・司法大臣を歴任。

昭和世代の方は、1920年の普通選挙運動で先頭に立つ彼の写真を教科書で見た記憶があるのでは?

         


毎年春に話題となるアメリカ・ポトマック河畔の桜並木・・・あのソメイヨシノ3,000本の苗木を1912年に寄贈したのも、彼でした。

94歳まで衆院議員を務めたのはもちろん史上最高齢の日本記録であり、在職63年も同じく日本記録・・・これは今後おそらく破られますまい。

落選した翌年の1954年に大往生を遂げた尾崎氏が、〝憲政の神様〟と呼ばれるのは、至極当然のことでしょう。

さて、それでは他の長期勤続議員は誰なのか? 調べてみました。

ランキングは、以下の通り。


 第1位  尾崎 行雄    25回   62年7ヵ月
 第2位  中曽根 康弘  20回   56年9ヶ月
 第3位  原 健三郎    20回   54年4ヶ月
 第4位  三木 武夫    19回    51年7ヶ月
 第5位  桜内 義雄    17回    51年3ヶ月
 第6位  宮沢 喜一    13回    49年3ヶ月(内参院12年)
 第7位  海部 俊樹    16回    48年9ヶ月
 第8位  河本 敏夫    17回   47年10ヶ月
 第9位  山中 貞則    17回   47年9ヶ月
 第10位 二階堂 進    16回   46年6ヶ月


私のような中高年世代には懐かしい名前が並んでいます。


総理経験者も多いですが、逆に在職中どんな業績を残したかはっきり分からない方も・・・。

実は半世紀・50年以上国会議員を務めると〝名誉議員〟として表彰され、過去には国会内に銅像が建てられた方もいらっしゃいます。

中にはそれを目指して周囲の反対を押し切り立候補した方も過去にいらっしゃいました。

〝継続は力なり〟〝無事これ名馬〟とも言いますし、その執念は見上げたものですが・・・国民としては在職期間の長さより、在職中に何を為したかを最優先にしてもらいたいものです。
うー


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