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勇 猛

我が国では、一般的に食べ放題のことを〝バイキング〟と呼びますが、その由来をご存知でしょうか?

これは北欧の食べ放題メニューである〝スモーガスボード〟を導入する際、これが日本人に馴染みがなく発音しにくかったため、北欧といえばバイキング・・・というイメージから名付けたものなのだそうな。

今日は、その

 バイキングの日


なのだそうです。

これは前記のバイキング料理が日本に導入された日・・・ではなくて、今から1222年前の今日・793年6月8日にバイキングがイギリスのリンディスファーン島の修道院を襲撃し、これが歴史上初めてバイキングの名が登場したことに由来しています。


バイキング(Viking )とは、8世紀から11世紀半ばまでの約250年にかけて西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンジナビア・バルト海沿岸地域の武装集団(海賊)のこと。

その名の由来は明確ではありませんが、北欧語(古ノルド語)で湾・入江を意味するヴィーク(Vik ) が語源といわれています。


         


海賊というと、略奪を繰り返す蛮族というイメージが強いですが、彼らは元々スカンジナビア地域の農民・漁民でした。

そして厳しい気候と海に面していた地域柄から、造船や航海に関して秀でた技術を身に着けるようになり、それで他の国々に出て交易をするようになり活動範囲が広がったと思われます。

その過程でキリスト教との対立などから争いになり、時として略奪行為に及ぷように。

前述のイギリス遠征を皮切りに、彼らの活動範囲はポルトガル沿岸にまで広がり、アイスランドにも入植。

グリーンランドも発見し、更にはコロンブスよりも早くアメリカ大陸に到達。

しかしこの時は先住民との戦いに敗れ、撤退を余儀なくされています。

バイキング社会は、絶対的権限者の首長、自由人、奴隷とはっきり身分に差があったようですが、やがてキリスト教の影響で奴隷の待遇は良くなったそうな。


そして栄枯盛衰は世の習い・・・1040年に彼らは30隻の船団を組んで中央アジアのイスラム国家に遠征を企てますが、リーダーのイングヴァールが途中で亡くなり頓挫。

その後一気にバイキングは衰退していきました。

しかし彼らの登場は、後のヨーロッパに大きな影響を残します。

彼らの優れた造船・航海術は、やがて大航海時代の到来を引き寄せ、コロンブスらのアメリカ大陸に繋がったのですから。

もし彼らの勢力拡大がなければ、歴史は大きく変わっていたことでしょう。

さて、皆さんはバイキングというと、どんな姿をイメージするでしょうか?

上の画像のように、角の生えた兜をかぶった髭面の荒々しい男・・・を思い描く方が多いと思います。

アメリカのプロフットボールチーム、ミネソタ・バイキングスのヘルメットにも、見事な角が描かれていますし・・・。


        


ところが、実際にはそんな兜は被っていなかったんですって。

これは、古代ローマ人時代にケルト人が被っていたもので、それが後世になってバイキングのイメージとして訛伝 (※かでん=間違って伝わること) されたもの。

そのケルト人でも、角の生えた兜をかぶれたのは、ごく一部の部族長クラスだけだったとか。

海賊という勇猛なイメージと彼らに対する怖れが、そういう姿を人々に植え付けていったのかもしれません。

日本で言えば、討ち入りした赤穂浪士が実際にはバラバラの格好だったのに、後年では揃いの陣羽織で描かれているのと同じ?

歴史には、時としてそういう美化というか脚色が付き物ですからネ。あせあせ




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