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鉄 骨

「フランスのシンボルといえば?」

そう聞かれたら、多くの日本人はこう答えることでしょう。


 エッフェル塔

  La tour Eiffel


このパリの中心部に立つ鉄塔が完成したのが、今からちょうど130年前の今日・1889年3月31日のことでした。


       


フランス革命100周年を記念し、この年にパリで開催される第4回万国博覧会のシンボルとして建設が決まったこの塔は、1886年に行われたコンペの結果


〝決定的な特徴を持ち、金属産業の独創的な傑作〟


という理由で、フランス・ディジョン生まれのエンジニア

 アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル (1832-1923)


が代表を務めるエッフェル社の案が採用され、そのまま塔名にもなりました。


       

              Alexandre Gustave Eiffel


ただ実際の設計は、同社建築部長ステファン・ソーヴェストルと構造担当技師モーリス・ケクランだったとか。

しかしエッフェルはアメリカの象徴である『自由の女神』建造に際し骨格設計に携わるなど、その功績は大。

※自由の女神に関する過去記事は、こちら。(↓)



高さ312.3m (※現在は放送用アンテナがつけられたため324m)、3つの展望台を有するこの塔は建設開始から2年2ヶ月という当時としては驚異的なスピードで建設され、にもかかわらず工事関係者の死者ゼロという見事な手際でした。


  

(※東京タワーは工期が1年3ヶ月ながら、鳶職人が1人転落死)


今では信じ難いことですが、当時はその鉄骨剝き出しの奇抜なデザインに賛否両論、芸術家たちが建設反対の陳情書を出したとか。


おまけに万博後には来場者が減少したこともあり、10年後には解体の危機に晒されました。


しかし軍事用の無線電波塔として利用することとなり、国防上の重要建築物として生き長らえたことで現在に至っており、2017年には累計来場者数が3億人を突破(2016年の来場者数は約580万人)したという、世界一有料集客数の多い建物となりました。

(※東京タワーの累計入場者数は、開業60周年を迎えた昨年で1億8千万人。 最近では年間約250万人。)


しかし反面残念なのは、エッフェル塔が〝自殺の名所〟でもあること。


今まで数百名が飛び降りたそうで、今でも防止ネットをかいくぐって年間数名が自ら命を絶っているとか。


それなら厳重な防止対策を取ればいいように思うのですが、そこはお国柄の違いなんでしょうか?


(※東京タワーでは、2002年に展望台のガラスを突き破って飛び降りた男性1人のみだそうな。)


1985年に公開された映画 『007 美しき獲物たち』で、メイデイがエッフェル塔からパラシュートで飛び降りるシーンがありましたが、実はここで亡くなった最初の男性は自作パラシュートでのダイビング実験に失敗した発明家。


あっ、そうそう・・・2009年に世界遺産に指定されたこの塔に関して、もうひとつ注意事項が。


現在ライトアップされたエッフェル塔の著作権をパリ市が所有しており、昼間は問題ありませんが照明に浮き上がる夜景の映像を無許可で公表すると、著作権侵害に問われ罰金を科される可能性があるのだそうな。驚き顔


フランス旅行に行かれる方、夜間に撮影した画像をブログやインスタにアップするのはお控え下さいませ。


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