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露 光

現在は、誰もが携帯電話やスマホで気軽に日々写真を撮影し、それをSNS上にアップし楽しむ時代ですが、その昔はカメラで撮影するものでした。

そのカメラも時代と共に進化してきましたが、初めて実用的なカメラが完成したのは、今からちょうど180年前の今日でした。

発明したのは、


 ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール

 Louis Jacques Mandé Daguerre


という、フランスの画家。

       


1787年に生まれたダゲールは、フランス初のパノラマ(回転)画家だったピエール・プレボに弟子入りし、パノラマ画や建築技術を学びました。

1822年には照明効果を駆使して像が動いているように見せるジオラマの劇場をパリに造り、人気を博したとか。

その彼が写真を発明するきっかけとなったのは、彼よりも先に写真技術の研究を始めていた発明家ニセフォール・ニエプスと出会ったこと。

彼と共同で研究を進めたダゲールは、1824年に最初の写真術であるヘリオグラフィーを発明しました・・・が、これは露光に8時間も要するという、非実用的な代物。

その後1833年にニエプスが亡くなった後もダゲールは露光時間を短縮するべく研究を続行。

そして1839年3月19日に、露光時間を10~20分に短縮した銀板写真の発明に成功しました。

このカメラは彼の名を取って〝ダゲレオ・タイプ〟と呼ばれ、フランスの代表的科学者フランソワ・アラゴのアドバイスでその特許権を終身年金を受け取る条件でフランス政府に売却。

そしてフランス政府がその技術を公開したおかげで、この画期的なカメラ技術は世界に広まりました。

       


           1839年製のダゲレオタイプ・カメラ

最終的に露光時間は1~2分に短縮されたそうですが、この銀板写真は複製ができなかったため、主として風景撮影や肖像写真に利用されました。

冒頭のダゲールの肖像写真も、このダゲレオタイプで撮影したもの。

また日本で初めて1857年に撮影された島津斉彬公の肖像写真も、このダゲレオ・タイプで撮影されています。


※その島津公の写真に関する過去記事は、こちら。(↓




この写真技術は、それまで活躍していた肖像画家の収入を脅かしたわけですが、反面科学者にとってはその実験結果などを証拠画像として正確に残してくれる画期的な発明だったとも言えます。

画家としてよりカメラにその名を歴史に残したダゲールですが、現在の銀板はおろかフィルムを使わないデジタルカメラを見せられたら、一体どんな反応をするんでしょうネ?
笑2



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