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珍 獣

今日は、動物園で人気ナンバーワンの

 パンダ発見の日

なのだそうです。 

今からちょうど150年前の今日、アルマン・ダヴィドというフランス人神父が、チベットに近い中国・四川省宝興県の農家で白と黒の奇妙な毛皮を見せられ、欧米人が初めてバンダの存在を知ったことを記念したもの。


 

                四川省宝興県


1826年にフランス(当時はバスク国)のエスプレットに生まれたダヴィドは、医師であり市長を務めたことのある父親が自然史に造詣が深かった影響もあり、1848年にパリに行きカトリックの宣教師協会に入会した時には自然科学に興味を持っていたとのこと。

そして1862年、司祭になった直後に北京に派遣されると、以後フランス政府からの依頼により1874年までに3回にわたり支那国内を探検・巡回して動植物の標本を集め、フランスに送り続けました。

表向き(?)は宣教師ですが、実際は博物学者というか探検家だったと言えましょうか。


       
                 Armand David


探検旅行の中で、彼は200種の哺乳動物(内63種が新種)や、807種の鳥類(内65種が新種)を発見。

その他爬虫類・両生類・魚類・昆虫・植物の膨大な標本を本国に送りました。

その収集活動の中で、1869年3月11日に農民からパンダの毛皮を見せられたのです。

残念ながら彼自身は生体のパンダと出会えなかったようですが、毛皮と骨をパリの国立自然史博物館に送り、この珍獣の存在は大きな話題になったとか。



それから何が起こったかというと・・・その白黒の珍獣を捕獲しようと、フランスから多くの密猟者が支那に渡り、ただでさえ個体数の少ないパンダが絶滅寸前に追い込まれたのです。

1900年に74歳でこの世を去ったダヴィド神父は、さぞその状況を見て心を痛めたでしょうネ。

幸いにも、現在は保護活動が盛んに行われ、とりあえず絶滅の危険は無さそうですが・・・。

さて、ここでパンダに関するネタ話をひとつ。


 


今ではパンダというとジャイアントパンダを指しますが、学術的な発見という意味ではレッサーパンダの方がこのダヴィド神父によるジャイアントパンダ発見より早い、1835年の事でした。


 


それまではパンダといえばレッサーパンダのことでしたが、それより大きなパンダが発見されてしまったため、それまでパンダだったのに、レッサー(lesser )即ち 「より小さい」 という単語が前に付けられるようになったのです。

つまり、本家が母屋を取られた形。
うー

ちなみに、双方とも中国大陸に生息し竹を食べますが、生物学的には別種なんですって。

そして最後に、大事なポイントをお忘れなく。

ジャイアント・バンダは元来チベットに棲息している珍獣であり、決して支那のものではない、ということを!


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