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針小棒大

国会においては、与野党問わず過去に様々な〝不適切発言〟が繰り返されてきましたが、その中でも歴史に残る・・・というか、今でも語り草になっている

〝バカヤロー〟

が吉田茂首相の口から飛び出したのが、今から66年前の今日行われた予算委員会の審議中のことでした。


       

国会でこんな怒鳴り声をあげたら、紛糾は必至。


この後衆院が解散したのも致し方なし・・・と思いがちですが、実は吉田首相、決して怒鳴ったわけではありませんでした。


右派社会党所属で、後に民社党委員長も務めた西村栄一議員との質疑応答の様子を、当日の衆議院予算委員会議事録から拾ってみますと・・・。


西村議員 「私は日本国総理大臣に国際情勢の見通しを承っておる。 イギリス総理大臣の翻訳を承っておるのではない。(中略) やはり日本の総理大臣としての国際情勢の見通しとその対策をお述べになることがと当然ではないか、こう思うのであります。」


吉田総理 「ただいまの私の答弁は、日本の総理大臣として御答弁致したのであります。 私は確信する物であります。」


西村 「総理大臣は興奮しない方がよろしい。 別に興奮する必要はないじゃないか。」


(吉田国務大臣 「無礼なことを言うな」 と呼ぶ)


西村 「何が無礼だ」


(吉田国務大臣 「無礼じゃないか」 と呼ぶ)


西村 「質問しているのに何が無礼だ。 君の言うことが無礼だ。 国際情勢の見通しについて、イギリス・チャーチル首相の言説を引用しないで、翻訳した言葉を述べずに、日本の総理大臣として答弁しなさいということが何が無礼だ。 答弁できないのか、君は・・・。


吉田国務大臣「バカヤロー」と呼ぶ


西村 「何がバカヤローだ。 バカヤローとは何事だ。 これを取り消さない限りは、私はお聞きしない。 議員をつかまえて、国民の代表をつかまえて、バカヤローとは何事だ。 取消しなさい。 (中略)」

       
                   西村栄一氏


・・・以上が実際のやり取りだったのですが、議事録では赤字の無礼・バカヤローは傍線のみで表記されていません。            


議事録でカッコ書きしているように、実は吉田総理は答弁で 「バカヤロー」 と発言したのではなく、イスに腰掛ける時に呟くようにボソッと言ったのですが、それをたまたまマイクが拾ってしまった、というのが真相。


しかし、さすがに拙いと思ったのか、吉田総理はすぐに・・・


吉田 「私の言葉は不適当でありましたから、はっきり取り消します。」


西村 「年七十過ぎて、一国の総理大臣たるものが取り消された上からは、私は追求しません。(後略)」


・・・と西村氏本人も立派、大人の対応をしたようです。


ところが社会党自体が懲罰動議を提出し、一部与党議員も同調して懲罰動議が可決され、そのままの流れで内閣不信任案も可決。


質問者本人が許しているのに、党がこれを利用して政局をかき回し、それを左翼メディアが騒ぎ立てる・・・いやはや、彼らのやり口は昔も今も変わらないようです。うー


ちなみに今日・2月28日は、この発言にちなんでバカヤローの日〟・・・誰にバカヤローって言っても許される日なんですって。


じゃぁ、ウチの女王様に勇気を出して言ってみようかな~。


・・・冗談通じなさそうだから、やっぱり止めとこ。あせあせ


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