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脱 落

地上波のテレビ番組にはロクなものがありませんが、専門チャンネルで放映される番組には、中々の力作・秀作があります。

その中の一つに、カナダのシネフィックスが製作した、過去に世界各地で起きた航空事故を検証するドキュメンタリー・シリーズ『メーデー!航空機事故の真実と真相』(原題 
Mayday: Air Disaster )があります。

現在シーズン15まで製作されており、私もCSのナショナルジオグラフィック・チャンネルで何度も観ていますが、その栄えある(?)第1話に取り上げられた


 ユナイテッド航空811便貨物ドア脱落事故


が起きたのが、今からちょうど30年前の今日・1989年2月24日のことでした。


サンフランシスコからシドニーに向かっていたジャンボジェット(ボーイング747-122型・機体番号:N4713U)機は、途中ハワイ・ホノルル国際空港に立ち寄り、乗員18名・乗客337名を乗せ、1989年2月24日午前1時52分(ハワイ標準時)に同空港を離陸。

 
         
事故を起こしたジャンボジェット N4713U機


そしてその17分後の午前2時9分、同空港付近の太平洋上空22,000フィート(約6,700m)上空で突如ロックが外れ、貨物ドアが脱落したのです。


同時にドア周囲にも大きな穴が開いてしまい、急減圧が発生。

シートベルトをしていなかった乗客9名と固定されていなかった荷物が機外に吸い出されてしまいました。

その乗客数名と貨物を後部の第3・第4エンジンが吸い込んだことで損傷し火を噴いたため、機長は2つのエンジンを停止。

同時に緊急事態を宣言しホノルル国際空港に戻ると、第1・第2エンジンのみで何とか着陸に成功させました。


これにより、死者はこれだけの大事故にも関わらず吸い出された9名のみ、負傷者も35名に留まりました。
(※但し亡くなった方全員の遺体は発見されず。)


    


 ドアロックが外れた原因は、当初この4年前に起きた日航ジャンボ機123便・御巣鷹山墜落事故と同じ金属疲労と思われました。

しかし
実際は、電気システムの不具合によってドアをロックしていたアームが動いてしまったために外れたことが判明。

この原因を突き止めたのは、何と犠牲になった乗客の遺族でした。
まさに、〝執念〟ですネ。


実は、以前からボーイング747ジャンボ機では貨物室ドアの事故が多発していたとか。

にも拘らず、ボーイング社・ユナイテッド航空・アメリカ連邦航空局(FAA)は何ら対策を取りませんでした。

まさに人災だったんですネ。

この事故から私たち一般人の乗客が学ぶべき教訓は、ただひとつ。

〝席を立つ時以外は、必ずシートベルトを締めるべし!〟
うー


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