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サバイバル

子供の頃、イギリスの小説家ダニエル・デフォーが書いた小説 『ロビンソン・クルーソー』 をワクワクしながら読んだ方も多いでしょう。

また同作をベースにしたと思われる、2000年に公開されたトム・ハンクス主演の映画 『キャスト・アウェイ(Cast Away )』 をご覧になった方も少なくないはず。

いずれも無人島に一人取り残された人物のサバイバル生活を描いたフィクション・ストーリーですが、実はこれらの作品の基となったといわれる出来事がありました。

実際に無人島生活を強いられたのは、


 アレキサンダー・セルカーク

Alexander Selkirk


という水夫。 その彼が4年4ヶ月の無人島単独生活を経て発見・救助されたのが、今から310年前の今日でした。

セルカークは1676年に靴屋の息子としてスコットランドに生まれました。

子供の頃から乱暴者(言い方を変えれば逞しい?)で、20歳直前に教会での無作法な行為を咎められ長老会議にかけられましたが、本人は出頭せずにトンゾラし、船乗りになったとか。

1703年に著名な探検家ウィリアム・ダンビアの南洋航海に参加した彼は、その翌年にはダンビアが船長を務めるセント・ジョージ号の僚艦シルク・ポーツ号の航海長に。

しかし同艦の船長がダンビアと仲違いして別れると、同艦は食料と水の補給のためチリの沖合約670kmの太平洋上に浮かぶファン・フェルナンデス諸島最大の島・マサティエラ島
(93㎢=私の住んでいる東京・練馬区の約2倍)
に立ち寄ります。


       


そこでセルカークは船体の耐久性に強い懸念を抱き、別の船が来るのを待って島に残ることを主張したものの、誰も賛成せず。

結局彼1人だけを残して、船は出航。


(※しかし彼の予言は的中・・・シンク・ポーツ号は後に乗組員と共に沈没しました。)


 彼の孤独なサバイバル生活は、銃と火薬、大工道具とナイフ、それに聖書という所持品だけで始まりました。


       


最初は海岸付近で暮らし、小さな洞窟で寝泊まりしながら貝を食べていましたが、やがて交尾期を迎えたアザラシの鳴き声に悩まされた彼は、内陸に移動。

しかしそのおかげで野生のヤギの肉や乳、それにカブやキャベツなど野生の野菜を手に入れることができ、生活はかなり改善されたそうな。


       


毎晩ネズミがやってきて身体をかじられると、彼は野生ネコを飼い慣らして一緒に暮らすことでそれをも克服。


また衣服がボロボロになると、子供の頃父親から教わった皮なめしの技術を応用して山羊皮を釘で縫い合わせたとか。

まさに、手に付けた職が役立ったわけですネ。

小屋も2つ建て、聖書を読むなどしていた彼がデューク号の船長ウッズ・ロジャースに発見されたのは、
1709年2月2日のことでした。


(それまでに2度スペイン船が島にやってきたそうですが、スコットランド人の海賊だった彼は見つからないように隠れていたそうな。)


       


 その後セルカークは一旦故郷に帰ったものの、数ヶ月後にはまた船乗りとして海に出て、1721年に黄熱病にかかり45歳でこの世を去ったそうな。

彼がサバイバル生活を送った島は1966年に〝ロビンソン・クルーソー島〟と改名され。そしておそらく彼自身行ったことはないであろう隣の小島が〝アレハンドロ・セルカーク島〟と名付けられました。

彼とすれば、何で自分の名前がサバイバル生活をした島に付けられなかったことは、大いに不満でしょうネ。

現在そのロビンソン・クルーソー島は、チリ最高のスキューバ・ダイビングスポットとして観光名所になっているそうな。

興味のある方は、イースター島とセットで旅行をプランニングしてみては、いかがでしょう。


まぁ、相当時間とカネはかかると思いますが・・・。あせあせ


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