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審 査

今からちょうど70年前の今日・1949(昭和24)年1月23日、日本初の出来事がありました。

それは、日本国憲法施行後初めて行われた第24回衆議院議員選挙と同時に


 最高裁判所裁判官国民審査


が行われたこと。

これは日本国憲法第79条第2,3項及び最高裁判所裁判官国民審査法に基づき、衆院選と同時に行うことが義務付けられたため。

最高裁判事は、任命後初めて行われる衆院選の際に国民審査を受け、その後10年経過する毎に再審査を受ける義務があるのです。

皆さんも衆院選の投票所で、名前が数名書かれた投票用紙を渡された経験があると思います。

もし罷免したい裁判官がいたら、その名前の上に×印をつけて投票することになりますが、その×印が投票の過半数を超えたら当該裁判官は罷免されることになります。



・・・とは言え、皆さんはつけたことがあるでしょうか?

正直、私は殆どつけたことがありません。

この国民審査については反対意見もありましたが、「裁判官をして反省させるために必要であり、国民も裁判に関心を持ち裁判の当否を批判する力を持つ必要がある」ということで導入が決定しました。

その趣旨や良し・・・しかし実際には国民にその可否を判断する材料が殆どないのが実情。

マスメディアも衆院選の当落予想ばかりで、この国民審査に関する報道は、審査対象判事の略歴を記すのみ。

それでも直近・2014年の国民審査にかけられた最高裁判事は5名いましたが、そのいずれもが〝罷免を可とする〟投票率が9%前後。

×印をつけた方は、一体どんな根拠でつけたんでしょうネ?

ちなみに県別ではかなりバラつきがあり、過去最も×印が多くついたのは沖縄県で、それに続いて北海道・京都だそうな。

いずれも左翼勢力強い地域ですから、裁判官そのものというより政府に×印をつけている感が無きにしも非ず・・・。うー

しかし現行法上では最高裁判事が70歳定年のため、実際にこの国民審査を2回受けた判事は過去に1人もいません。

もしこの国民審査制度を形骸化せずその趣旨に則って運用するなら、10年スパンでは長過ぎます。

少なくとも5年スパンにするとか改正しないと、私たち国民が最高裁判事に関心を持ち民意を反映できないでしょうし、判事に緊張感を維持させられないでしょう。


以前とは違い、現在はネット社会。


SNS上では最高裁の判決に関する意見や担当判事の名前や過去の判決事例が明確に示されています。

憲法同様、この審査制度も見直す必要有り・・・だと私は思いますが、皆さんは如何お考えでしょうか?

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コメント
コメント
確かに10年は長すぎですよね。
この審査制度も一緒に改正したいです。

おっしゃられているように前回の時は、ネットやらを駆使して調べ、一人を除く全員に×をつけた思い出があります(ー_ーゞ
2019/01/23(水) 18:49:41 | URL | はーとまいんど #- [ 編集 ]
◇はーとまいんどさん
コメントありがとうございます。

> おっしゃられているように前回の時は、ネットやらを駆使して調べ、一人を除く全員に×をつけた思い出があります(ー_ーゞ

おぉ、それは凄い。 私もネットで調べましたが、×したのは2人でした。(^^;

でも個人的には、最高裁より最近トンデモ判決を連発する地裁の判事の審査をすべきだと思いますネ。
書く自治体選挙を抱き合わせですれば、地域住民の関心は高まると思いますが・・・。
2019/01/23(水) 18:57:54 | URL | ナベちゃん #- [ 編集 ]
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