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正月早々、景気のいい話題を作りたがるのは、どこの国も同じ・・・ってことで、今からちょうど60年前の今日・1959年1月2日、旧ソ連が人類初の月探査ロケット

 
ルナ1号

Luna


の打ち上げに成功しました。


1957年にスプートニク1号で人工衛星の打ち上げに成功したソ連は、対米戦略上必要不可欠であり国威高揚に利用すべく、更なる宇宙開発に着手。


有人宇宙飛行を目指す過程で、無人探査機を打ち上げて月面に衝突・着陸される 『ルナ計画』 を立案。


人工衛星打ち上げで後塵を拝したアメリカも、1958年にNASA(米航空宇宙局)を設立し、同様の惑星探査を目的とした 『パイオニア計画』 で追随。


しかし両陣営とも焦っていたのでしょうか、1958年秋から冬にかけてソ連は3回、アメリカは4回も連続して打ち上げに失敗。


明けて1959年の元日に、ソ連のフルシチョフ書記長が新年のスピーチで 「今年の内に月へ衛星を到達させてみせる」 と豪語。


すぐその翌日に打ち上げられたのが、〝ルナ1号〟だったのです。


直径80cmの球形で4本のアンテナと1本の磁気感応コイルなどが突き出た、重さ約360kgの衛星は無事宇宙空間へ。


        


しかしこの衛星は発射時に生じた誤差のため、残念ながら予定していた月面への衝突は果たせず、月から6,000km離れた地点をかすめて飛行を続け・・・結果的には、そのまま地球と火星の間の太陽周回軌道上を飛行する世界初の人工衛星となり、現在も飛び続けているそうな。

面白いのは、この衛星にナトリウムを積み込み、地球から11,000km離れたところから噴射・・・地球からはオレンジ色のガスとなって観測されたとか。


まるで宇宙空間におけるブルーインパルスの曲芸飛行・・・これをアメリカのエンジニアが観測していたら、さぞ悔しかったことでしょうネ。


       

                 
こんな感じ?


 ソ連は同年9月にルナ2号を月面・静かの海への衛星衝突に成功。


それから僅か3週間後に打ち上げられた3号は、世界で初めて月の裏側の撮影に成功。

そして1961年4月にはボストーク1号に乗り込んだガガーリン少佐が宇宙飛行に成功・・・と、宇宙開発競争では、当初アメリカをリード。


ただ人類初の月面着陸成功という一番オイシイところは、1969年7月にアポロ11号を打ち上げたアメリカに持っていかれましたが・・・。

その後1975年のアポロ・ソユーズの米ソ共同計画が実行されるまで、両国は宇宙開発に鎬を削ることになったのです。


しかし両国が当初宇宙開発に力を入れたのは、宇宙空間あるいは月面での核実験を画策したから・・・本当のところ、我々は手放しで技術進歩を喜ぶ場合ではなかったのかも。ダメだぁ顔


21世紀に入ってから莫大な経費の掛かる宇宙開発は行われなくなりましたが、それは人類にとって却って良い事なのかもしれません。


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