FC2ブログ
意識改革

志摩半島にあるそのホテルは、さる著名な経営者がバブルの最中に計画、380億円を投じて平成4年に完成した。

全室から海が見渡せ贅を尽くした内装に、足を運んだ人は誰もが 「素晴らしい」 と歓声を上げた。

しかしバブル崩壊後は経営不振が続き、10年前にホテルは人手に渡った。

新経営陣も手を尽くしたが、赤字は膨らむ一方・・・オーナーが仙台で小さなエステを経営していた


 今野 華都子 さん

に白羽の矢を立てたのは、そんな時だった。


平成19年にこのホテルの社長に今野さんが就任した時、150人の社員は冷たく反抗的な視線を送ったという。

それまで何人も社長が来ては辞めている。
また同じ繰り返し、という雰囲気だった。

今野社長がまず始めたのは、社員一人ひとりの名を呼び挨拶することだった。

また全員と面接し、要望や不満を聞いていった。

数ヶ月が過ぎた頃、彼女は全社員を一堂に集め、言った。


        

「みんながここで働いているのは、私のためでも会社のためでもない。
大事な人生の時間をこのホテルで生きる、と自分で決めたからだょネ。

また、このために会社が悪くなったとみんなが思っている不満や要望は、私や経営陣が解決することではなく、実は自分たちが解決しなければならない問題です。」

そして今野さんは2つの課題を全員に考えさせた。

 ◆自分は人間としてどう生きたいのか?
 ◆自分がどう動けば素晴らしい会社になるのか?


ホテルが変わり始めたのは、それからである。


自分の担当以外はやらないという態度だった社員が、状況に応じて他部門の仕事を積極的に手伝うようになっていった。


就任2年半、ホテルは経営利益が出るようになった。
全社員の意識の改革が瀕死のホテルを蘇らせたのである。

今野さんが折に触れ社員に伝えた 『自分を育てる3つのプロセス』 というのがある。

 1.笑 顔
 2.ハイという肯定的な返事ができること
 3.人の話を頷きながら聞くこと


仕事を受け入れるからこそ自分の能力が出てくるのだから、仕事を頼まれたらハイと受け入れてやってみよう。

「できません」 「やれません」 と言ったら、そこで全ての可能性の扉が閉まる。 

そして教えてくれる人の話を頷きながら聞くのが、自分を育てていくナニヨリの道なのである。

・・・今野さんは、そう言う。

この3つはそのまま、人生を発展繁栄させるプロセスであろう。


               『小さな人生論・5』(致知出版社・刊)より抜粋・編集にて


          ◆     ◆     ◆     ◆


日々、今野さんのような前向きな姿勢で取り組みたいものですネ。笑2


ちなみに現在はエステ業界の株式会社アイテラス・代表取締役社長を務めている今野さんは、今年こんな本も出されています。

 はじめて読む人の 古事記』 (致知出版社・刊)


       

才能と意欲のある方は、どの世界でも業績を残すんですネ。


              人気ブログランキング

スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック