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生 命

今から51年前の今日・1967年12月3日・・・世界初の画期的な手術が行われました。 それは、

 心臓移植


この手術に関しては、拙ブログでも3年前に記事にしております。(↓)



この記事でお分かりのように、医療技術がトップクラスなのにも関わらず、日本における心臓移植手術は世界から大きく後れをとっているのが実態。

その主因としてはドナーの絶対的な不足が挙げられますが、その背景には日本人独特の宗教観・倫理観・死生観があると思われます。

しかし自分や家族がもし脳死状態になったら、あるいは逆に移植を受けないと助からない状況に追い込まれたら・・・総論と各論に違いが出てくるかもしれません。

そんな心臓移植問題に関する究極の事例が、以前病院を舞台にしたアメリカの人気ドラマ・シリーズ


 グレイズ・アナトミー


  GREY'S ANATOMY


で描かれていました。


ある日、救急車で交通事故に遭った瀕死の女性が運びこまれます


救急病棟の入口で待ち構えていた看護師は、彼女の顔を見て愕然。

「この人、ウチの病院で心臓移植を待っている患者さんの娘さんじゃないか!」


残念ながら彼女は脳死状態。 主治医は、入院中の父親の元へ。


「大変辛いお知らせですが・・・お嬢さんは先程交通事故に遭われて、現在人工心肺装置で延命措置を施している状態です。」


信じられない、という表情で医師を見つめるだけの父親に、主治医は続けます。


「お嬢さんは、生前に臓器提供の意思を示されていました。

あなたとは肉親関係ですので適合性に問題はありません。

お嬢さんの心臓での移植手術をなさっては如何でしょう?」


さて、もし皆さんが父親の立場だったら、どうしますか?


 ① 生命維持装置をはずすことを拒否し、奇跡を待つ。

 ② 自分ヘの心臓移植に合意する。

 ③ 自分ではなく、第三者への移植を申し出る。


    


当初、この父親は 「娘の心臓をもらって生き永らえるなんて、耐えられない。」 と移植を拒否、第三者への移植を申し出ました。


その一部始終を見ていた若い研修医 () が口を開きます。


「私には子供がいないので、親の気持ちは分かりません。

でも、子供の気持ちは分かります。


お嬢さんは、今日まで貴方を救おうと一生懸命でした。

こうなったことは不本意だったでしょうが、今この状況だったらきっとお父さんへの心臓移植を望むでしょう。


私は父を亡くしましたが、父の命を救うためならきっと心臓を差し出します。」


それを聞いた父親は、最終的に自分への移植に同意するのですが・・・。


命とは何か? 命をつなぐとはどういうことなのか?

子供の臓器で生きる親の気持ちは?

第三者への提供を優先すべきなのか?

 

先月末に拙ブログで取り上げた安楽死もそうですが、脳死を含め臓器移植も医学・倫理・当事者心理上、本当に難しい問題です。

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