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宗 祖

寺院数・約21,000、信者数1,150万人を有する浄土真宗。 


(といっても本願寺派・大谷派等、10派程に分派していますが。)


今日は、この日本国内で最大規模を誇る仏教宗派の宗祖である

 親 鸞


の命日にあたります。

       


親鸞は1173(承安3)年に皇太后宮大進・日野有範の長男として、現在の京都市伏見区で生まれました。


9歳の時に、後に天台座主となる慈円のもとで得度し範宴と称した彼は、その後20年にわたって比叡山に入り厳しい修行を積んだものの、自力修行の限界を感じ29歳で下山。

そして聖徳太子の建立した六角堂に百日参籠を行っていた際、夢に聖徳太子が現れ、そのお告げにより浄土宗の開祖・法然の下へ。


やがて法然の高弟となった彼は、法然が1207年に後鳥羽上皇の逆鱗に触れて四国流罪になった際に自らも越後流罪となったものの、生涯を通じて浄土往生を説く法然の教えを継承し、更にそれを高め真実の教えを展開することに傾注。

「南無阿弥陀仏」 と一心に唱え、阿弥陀如来の本願力を信じることで往生するという教えを基に、親鸞の死後弟子たちによって浄土真宗を教団として発展させました。

※ただし浄土真宗の立教開宗は、親鸞が 『顕浄土真宗教行証文類』(略称・教行信証[きょうぎょうしんしょう])の草稿本完成させた1224(元仁元)年4月15日とされています。

流罪後、主として関東で布教活動を行い晩年京都に戻った彼が、当時としては超長寿といえる89歳で入滅されたのは、今から756年前の今日・1262(弘長2)年11月28日のことでした。

浄土真宗は、一口に言うと他宗派の仏教に比べて戒律がなく教えがシンプルであることが特徴で、それ故に信者数が多いと言えます。

葬儀場で剃髪していない僧侶を見かけたら、浄土真宗の僧侶だと思ってまず間違いありません。


また(親鸞自身にも妻がいたように)妻帯や肉食を許している点でも他宗派と大きな違いがあります。

もうひとつ、皆さんがよく勘違いしている〝他力本願〟という言葉について・・・。

これは浄土真宗の根幹に関わる重要なキーワードにも関わらず、ともすると 「他人の力を当てにする」 という意味で使われますが、本来は違うんです。

親鸞の説く〝他力〟とは、他人の力を当てにすることではなく、〝阿弥陀如来の力〟を表す言葉。


そして〝本願〟とは、私たちの欲望を満たすような願いではなく、

「あらゆる人々に南無阿弥陀仏を信じ称えさせて、浄土に往生せしめよう」

という阿弥陀如来の願いのこと。


この本願の通りに人々を浄土に往生させ、仏に成らしめようとするはたらきを〝本願力〟と言うのだそうな。


浄土真宗についてより深く知りたい方には、『歎異抄』 のご一読をオススメします。

       

これは親鸞自身が著したものではなく、親鸞の没後その教えに背く様々な異説が発生し、信者を混乱に陥れた状況を歎いた弟子の唯円が、師・親鸞の教えを正しく伝えるべく、直接見聞した親鸞の言葉と行動を思い出しながら書き綴ったもの。

親鸞自身の筆による 『教行信証』 は非常に難解で、私のような凡人には理解できないプロ仕様(?)の書ですが、こちらはその教えを分かりやすく解説してくれます。

とはいえ宗教書ですから、漫画や小説のようにパラパラとは読めませんけどネ。

久しぶりに同書のページをめくりつつ、あらためて親鸞上人のご冥福をお祈り申し上げます。笑3


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