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続・ヒモ

先月21日の拙ブログでは、滋賀銀行で起きた巨額詐欺事件をご紹介しました。(↓)


が、それから15年後に当該事件を上回る9.7億円もの資金が詐取された

 青梅信金オンライン詐欺事件

が起きたことを、皆さんはご記憶でしょうか?

その実行犯である同行の女子職員〝S〟が逮捕されたのが、今からちょうど30年前の今日でした。

青梅信金は東京都下・青梅市に本店を置き、1922(大正11)年に設立された、預金残高約7,500億円の国内では中堅の信用金庫。


       


Sは1975年に高校卒業後同信金に入社し、本部経理為替係に配属され、その4年後組織変更により本部事務集中部集中課為替係として真面目に勤務していた、為替業務のベテランでした。

その彼女の人生を狂わせたのは、彼女の実弟を介して1985年に知り合った、元暴力団員のA。

Aは、自らが組織入りさせた彼女の実弟を足抜けさせるために必要だとSに持ちかけ、まず彼女の預金340万円を全額引き出させ、これを浪費。

そしてそれを使い果たすと、今度は包丁を突き付けるなど暴力を用いて脅迫したり肉体関係を迫って結婚をちらつかせるなど硬軟織り交ぜた手法でSを翻弄。

彼女の専門知識と信金の杜撰な管理体制を逆用する形で、約3年5ヶ月の間に不正の振り込み発信をした後にそれを隠蔽する架空伝票を作成するという手口で延べ73回にわたり総計9億7千万円をAの口座に不正送金したのです。

Aはその金の殆どを浪費。 内訳は分かっている範囲で

 ◇ギャンブル等の使途不明金        約2憶5,000万円
 ◇事業資金(といっても思い付きの投資) 約2憶3,000万円
 ◇飲食費等                   約1憶5,000万円
 ◇女性(もちろんS以外)との交際費    約7,000万円
 ◇自動車購入資金               約7,000万
 ◇その他の個人的消費               約5,000万円


お気づきの通り、Sの名がここには出てきません。


それもそのはず・・・Aから彼女に渡されたのは、250万円相当の指輪だけだったとか。

しかしさすがにこんな巨額不正がいつまでも隠せるはずもなく、事件が発覚してSが逮捕されたのが1988(昭和63)年11月14日でした。

当然世間は大騒ぎとなり、Sはもちろん彼女の上司も管理責任を問われて懲戒解雇。


各銀行はオンラインシステムの監視体制強化に躍起となりました。

そして翌年東京地裁八王子支部は、Sの両親が土地建物を売却し弁償金として約250万円を拠出したことなどを考慮しSに対し懲役5年、実質主犯であるAに対し懲役10年の判決を言い渡しました。

当然既に釈放されている両名・・・その後雑誌にSの返済計画云々の記事が出たこともありますが、実際にはどうしているのか?

青梅信金の預金者でなくとも、気になるところです。


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