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疑 惑

ここ数年来、政治家や芸能人を震え上がらせている、〝文春砲〟。

しかし私が記憶する限り、その文春砲(とは当時まだ言われてませんでしたが)のターゲットになったのは、一般人でした。

今日は、そのスクープ記事〝疑惑の銃弾〟シリーズのおかげで最も世間を騒がせた


三浦 和義 容疑者

の命日・没後10周年にあたります。


1947年に山梨県で生まれた彼は、水之江瀧子を叔母に持っていたため、彼女の家に遊びに行くと芸能人から多額のお小遣いをもらうなど、一般人とは少なからず違う幼少期を過ごしました。

だからというわけではないでしょうが、戸塚高校在学時に停学処分を受けたり、強盗傷害・日本刀不法所持で逮捕されたり、放火をして水戸少年刑務所で7年間服役するなど、いわゆる札付きのワルでした。


その彼が、所謂〝ロス疑惑〟といわれる事件に遭遇(?)したのは、1981年11月。


三浦夫妻がロス市内で銃撃され、妻・一美さんが重体、三浦容疑者本人も重傷。


       


当時は日本に妻を移送し、泣いて犯人逮捕を訴えた三浦容疑者が悲劇の夫としてマスコミに取り上げられました。

ヘリコプターで搬送される一美さんを手を振って迎える彼の姿がテレビニュースで流されたことを憶えています。


しかしその約1年後に一美さんは死亡し、彼は保険会社3社から1億5,500万円を受け取っていました。


ところが事件から3年後の1984年、週刊文春が〝疑惑の銃弾〟シリーズの連載を始め、彼に保険金殺人の疑惑をかけてからは、日本中が大騒ぎ。


       


 報道陣の目の前で、『西部警察』ばりに捜査官がクルマの上に飛び乗っての逮捕劇などもありました。


保険金目当ての殺人事件ということで、当時損保会社に勤務していた私は毎晩のように会社の同僚・先輩と飲み屋で

「有罪か、無罪か? 支払った保険金は取り返せるのか?」

などと盛り上がってましたっけ。


※その後保険会社3社は返還訴訟を起こし、2社が8,000万円を取り戻し1社が和解(金額は非公表)しています。


結局、彼はその事件前の殺人未遂で有罪になったものの、殺人そのものでは証拠不足もあって2003年に最高裁から無罪判決が出され確定しました。 


これで事件そのものはメディアでも殆ど取り上げられなくなったのですが、無罪判決が出た2003年と2007年に万引き事件を引き起こし、彼の名は再び報道されるように。

私見ですが、彼は非常に自己顕示欲が強く、他人から注目されることで快感を得ていたのだと思います。

だから自らネタを提供する目的で万引きしたのではないかと・・・。

しかしそんな彼でも、これは予想できなかったようです。

2008年2月22日、旅行先のサイパンでアメリカ捜査当局に殺人罪および殺人共謀容疑で逮捕されてしまったのです。


       

            サイパンで逮捕された三浦容疑者


アメリカには殺人の時効がありませんが、彼はそれを知ってか知らずかアメリカ領に旅行したのが運の尽き。

当局は、彼の身柄をロサンゼルスに移送。

妻・一美さんに関わる 『ロス疑惑』 事件とは別で、その2年前に起きた 『ジェーン・ドゥ88号事件』(三浦容疑者の交際相手だったD子さん殺害)の容疑者として、死刑も有り得る第一級殺人で起訴する予定でした。

しかし同年10月11日(アメリカ時間・10日)、彼はロス市警の留置施設内でシャツを使って首吊り自殺を遂げたのです。

彼が搬送され死亡が確認されたのは、奇しくも 『ロス疑惑』 事件で一美さんと共に搬送されたのと同じ病院だったとか。

それは一美さんの引き寄せだったのか?・・・劇場型犯罪の 『ロス疑惑』 事件で有名になった彼は、人生の幕もロスで降ろしたのです。

一美さんやD子さんを殺害したのは、三浦容疑者だったのか否か?

その答えは、さすがの週刊文春でも導き出せないでしょうネ。



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