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僅 差

遂に、決着・・・〝大阪都構想〟は、実現に至りませんでした。

投票日当日まで広報活動が可能という異例の住民投票の結果は、僅か0.8ポイントという僅差で反対票が上回りました。

2012年8月に当時の与党・民主党をはじめ自民・公明など各党の賛成で成立した大都市地域特別区設置法に基づき、東京都設立に倣って橋本・大阪維新の会代表が提唱した〝大阪都構想〟。

大阪市を廃止すると同時に5つの特別区を設置することで、従来の大阪府・大阪市の二重行政を解消できる・・・というのが、目玉でした。


2010年から5年間にわたり紆余曲折がありましたが、計画を推進する大阪維新の会と、反対する自民・民主・共産ら連合軍の攻防に、結局大阪市民は変化を望まない判断を下したわけです。

私は大阪市民でないゆえ、この都構想が本当に改革をもたらすものだったかは判断がつきません。

投票率が66.8%に留まったのも、その判断がつけられず投票できなかった住民が多かったからではないでしょうか?

ただ反対派の 「愛する大阪市が無くなる」 という感情的なアピールと、今までできなかったのに「このままでも、これから改革ができる」という主張、さらに自民と共産が手を組むという中央政界では有り得ない現象に、余程既得権益を侵されるのがイヤなんだろうな・・・という感覚が拭えませんでした。

出口調査の結果を見ると、若年層には賛成が多かったのに対し、高齢者に反対が多かった・・・これはある意味 「都構想が実現するとバスの無料パス廃止など住民サービスが悪化する」 という反対派のアピールが功奏したことが伺えますが、逆にこれからの大阪を支えるべき若年層に対し 「このままでも改革ができる」と した反対派はそれを実行しなければなりません。

GNPや教育など、様々な指標で他の政令指定都市に比べ大きく劣る大阪が、従来のシステムでこの低迷状態を抜け出せるのか?・・・今後は反対派の責任が問われます。

さて、今回の住民投票の結果は、大阪だけに留まらず国政にも大きな影響を及ぼすことは必至・・・それは、橋下氏が今年末の任期を以って政界を引退すると明言したから。


         


橋下氏は憲法改正派であり、安倍政権にとっては大きな力になる人物。

その彼が政界から身を引くとなると、大阪維新の会だけでなく維新の党の結束は崩れ、野党の勢力図を大きく変える・・・というより、党の存続すら危うくなります。

改憲発議に必要な参院での2/3以上の勢力を維新の党との結束で確保しようとしていた安倍政権にとって、彼の引退は大きな誤算のはず。

また私自身、彼が政界から身を引く事は残念でなりません。

テレビのバラエティー番組で知名度を上げ、大阪維新の会を立ち上げて一気に大阪府知事・大阪市長の座を射止め、更には中央政界にも影響を与えた橋下氏は、世襲議員が多数を占める国会に大きな風穴を開けた存在でありました。

ただ彼の過激な発言は時として物議を醸し、マスコミを含め多くの敵を作ってしまったことも確か。 


それは彼自身意識してやっていたことでしょうが、結果的にそれがオール野党の反対にあって苦杯をなめた原因になった気がします。

「権力を手にするためには、味方を作るよりも敵を減らすことだ。」

田中角栄氏の言葉に重みを感じます。

一旦は政界を引退しても、また捲土重来・・・いつの日かまた中央政界に復帰してくれることを、私は期待します。

彼の政策提言の多くを私は支持してきましたし、彼ほど人々の関心を惹きつけられる政治家は、小泉進次郎氏くらいしかいませんから。



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