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黒 塊

私が信州の小学校に通っていた1960年代後半、冬場の教室で使っていたストーブは石炭を焚いていました。

確か毎朝火を起こす〝ストーブ当番〟がいて、新聞紙などで火を起こして石炭をくべ、最初の授業が始まる前に教室を暖めていた記憶があります。

今日・9月5日は語呂合わせから〝クリーンコール(coal )デー〟・・・即ち、その


 石炭の日

なのだそうな。 


     


石油や電気ストーブしか使ったことのない今時の若者は、石炭なんて見たことも触ったこともないでしょうし、多くの方には前時代的な燃料というイメージがあるでしょうが、実は今でも日本にとっては貴重な資源なんです。

例えば製鉄所では鉄鉱石を溶かして鉄を取り出す際にはなくてはならないものですし、セメントを作る過程でも必需品。

また製紙業でも必要ですし、なにより東日本大震災以降、原子力発電に変わる火力発電のエネルギー源として再び注目されているのです。


実際、石炭による火力発電量は、石油の約3倍もありますから・・・。


    


石炭とは、数億年前に湖や池の底に堆積した植物が腐ることなく地層の中で蓄えられ、熱や圧力を加えられながら長い時間を経て変化し炭素が凝縮されたもの。

世界的にはアメリカ・ロシア・支那など世界各地で採掘されており、石油のような偏りなく、かつ可採年数は石油の約50年に対して、その倍の100年以上と試算されています。

また石炭は石油に比べて二酸化炭素を多く排出するという欠点が指摘されてきましたが、最近は技術の進歩により二酸化炭素だけでなく硫黄酸化物や窒素酸化物、煤塵も抑制されるようになり、地球環境にも優しいエネルギー源となっています。

それをアピールするために、旧・通産省が1992年にこの記念日を制定した、というわけ。

さて、その貴重な石炭・・・昔は国内でも生産していましたが、現在ではほぼ100%近くが輸入に頼っているのが現状。


   


年間輸入量は約2億トンに達し、その約75%をオーストラリア、約10%をインドネシアに依存しています。

この石炭もそうですが、石油や現在最も火力発電で比重の大きい液化天然ガス(LPG)を合計すると、我が国のエネルギー源輸入依存度は94%に達しています。

もし外交上で摩擦が生じたり、生産国の政情、あるいは支那が領海の拡大や海上通行の制限を強行すれば、大きく日本国内の生産活動に支障をきたす、非常に危うい状況。
うー

まさに大東亜戦争前、ABCD包囲網によってエネルギー資源を絶たれた歴史を繰り返すことになりかねません。

更に長期的な視野に立てば、化石燃料はあと100年程で枯渇するのですから、やはり原子力発電の再開は急務である・・・と私は考えますが、皆さんはどう思われるでしょうか?


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