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衝撃的

『巨人の星』などいわゆるスポ根マンガばかり観て育った野球少年の私にとって、それは全く違うジャンルの野球漫画でした。

ちょうど私が社会人になった1981年から5年間に渡って『少年サンデー』に連載された、


 『タッチ』

作者・あだち充さんの週刊連載デビューとなったこの作品は、野球漫画というよりは双子の上杉達也・和也と幼馴染のヒロイン・浅倉南の3人の巡る人間関係の描写が何とも微笑ましいラブ・コメディーといった内容。

          


硬派を自認する私も、ついつい毎週駅のスタンドで買っては電車の中で読んでいましたが・・・その衝撃的な出来事は、連載2年目にやってきました。

1982年7月29日、弟・和也が地区予選決勝に向かう途中、子供を助けようとして自動車にはねられ死亡。

そう、今日は16歳でこの世を去った彼の命日・三十七回忌なのです・・・って、架空の人物なんですが。

彼が亡くなった直後から、編集部には抗議の電話が殺到したそうですが、それも当然でしょう。

私もこのストーリー展開には意表を突かれ驚きましたが、実はこれ、サンデーの編集長は知らなかったとか。

(ただし作者自身は連載開始前から和也が亡くなることは決めていたそうですが。)

その前の週の内容から、編集長は

「まさか死ぬんじゃねぇだろうな。 死んだら載せねえからナ。」

と言っていたそうですが、あだちセンセは死んだ原稿を編集長の机に置いて2日間雲隠れ・・・変更できないようにして、強行掲載(?)させたとか。

       

『あしたのジョー』の力石徹や『北斗の拳』のラオウ同様、彼の葬儀も営まれたそうですが、そのファンに及ぼした影響の大きさからすれば、当然のことだったでしょう。

その後、ボクシングをやっていた兄・達也が弟の弔い合戦よろしく野球部に移籍して甲子園を目指し、南は新体操の道へ・・・とストーリーは展開したようですが、私自身は和也が亡くなった後しばらくしてからは、読まなくなりました。

さすがに社会人3年目になってからは、少年漫画誌を電車の中で読むのが恥ずかしくなりまして・・・。あせあせ


しかし単行本全26巻、文庫版・ワイド版等々合わせて、総売り上げが1億部以上というのですから、マンガ史上に輝く名作である事は間違いないでしょう。

時間があれば、是非一度マンガ喫茶にでも足を運んで通しでじっくり読み直してみたいものです。

あなたは、天才型の兄・達也と、控えめながら努力家の弟・和也・・・どちらが好きでしたか?

私は・・・やっぱり、南ちゃんかナ。笑2


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