FC2ブログ
最高齢

宇宙飛行士というと、初めて月面着陸に成功したアポロ11号のアームストロング船長や、アクシデントから奇跡的に生還を果たし映画にもなったアポロ13号のラヴェル船長、更には初めて宇宙飛行に成功したガガーリンが世界的に有名ですょネ。

 ※アームストロング船長に関する過去記事は、こちら。(↓)




しかし日本ではあまり馴染みがないとは言え、この方も宇宙開発の貢献者として忘れてはならぬ存在と言えます。 今日は、その


 アラン・バートレット・シェパード・ジュニア

           Alan Bartlett Shepard Jr.


の命日・没後20周年にあたります。


       

シェパード飛行士は、1923年ニューハンプシャー州デリー生まれ。

アナポリスの海軍兵学校卒業後、第二次世界大戦参戦を経て1950年から海軍のテストパイロットを務めた彼は、その操縦技術の優秀さをアメリカ航空宇宙局(NASA)に認められ、アメリカ初の有人宇宙飛行〝マーキュリー計画〟に参加する7名の宇宙飛行士〝マーキュリー・セブン〟の1人に選抜されました。

※この7人の活躍は、1983年に公開された映画『ライトスタッフ』で描かれています。

そして1961年4月に人類初の宇宙飛行に成功したソ連のガガーリンに僅か3週間余りは遅れたものの、同年5月5日にマーキュリー3号“Freedom 7 ”に搭乗した彼は、15分28秒という短い時間ながら、アメリカ初の宇宙飛行に成功。


       
               
Freedom 7  発射の瞬間


そして彼は1971年2月、ガガーリンが成し得なかった月面着陸にアポロ14号の船長として成功したのです。

当時彼は47歳・・・現時点において月に降り立った人類最高齢記録保持者。

またもうひとつ、彼はこの時に特筆すべき行動に出ました。

それは、月面でゴルフをしたこと。

6番アイアンのヘッドを密かに着陸船内に持ち込んだ彼は、それを岩石採集用具の先に取り付け、それで月面に置いたボールをヒット!

  
      特製のゴルフクラブと、それを手にしたシェパード船長  


ただご覧のように宇宙服を着用していたためクラブを両手で持てず、右手だけでの片手ショット。

3回スイングしたものの、最初はうまく行かずに空振り。
ボールにヒットできたのは2回。

※その映像を、こちらのNASA VIDEOでご覧いただけます。(↓)



この偉業(?)もあってか、イギリスの人気人形劇 『サンダーバード』 に搭乗する国際救助隊・トレーシー家の五男は、彼の名を取ってアランと命名されています。


前述のマーキュリー・セブンの中で唯一月に降り立つことが出来た彼は、幸運の女神に微笑まれた宇宙飛行士だったと言えます。

本来はアポロ13号に搭乗するはずが中耳炎の悪化により延期され、結果的に難を逃れたのですから・・・。

しかし決して幸運だっただけではありません。

彼は健康上の理由で地上勤務に回されながらも諦めずに夢を追い続け、病気を克服して再び飛行士となって月面に降り立った努力の人でもありました。

その辺りの経緯を、彼とマーキュリーセブンのメンバーで、やはり病気を克服して最後のアポロ飛行でソユーズとのドッキングを成功されたディーク・スレイトンの共著


 『ムーン・ショット 月をめざした男たち (集英社・刊)

       


で知ることが出来ます。

これを読むと、並の人間ではとても宇宙飛行士にはなれないことが、よく分かりますョ。
あせあせ

1998年7月21日に74歳で天に召された、人類で唯一月面でゴルフをした宇宙飛行士の冥福を、あらためてお祈り致します。


 


                人気ブログランキング

スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック