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半導体

今からちょうど70年前の今日、電子工学の歴史上画期的な発明が発表されました。 それは

 トランジスタ

  transistor


増幅またはスイッチ動作をさせる半導体素子のことで、“transfer ”(伝達)と “resistor ”(抵抗)を組み合わせた造語。

私のような昭和世代の方なら、まずトランジスタラジオを思い出すことでしょう。

発売されていた当時、よく〝4石ラジオ〟とか〝6石ラジオ〟という言い方をしていましたが、その石がトランジスタのこと。

この数が多いほど高かった記憶があります。


1947年にベル研究所に籍を置く理論物理学者ジョン・バーディーンと実験物理学者ウォルター・ブラッテンが、高純度ゲルマニウム単結晶の至近距離に立てた2本の針の片側に電流を流すと、もう片方に大きな電流が流れる現象を発見。

これが最初のトランジスタ〝点接触型トランジスタ〟の誕生につながります。


       

そして同研究所の固体物理学部門のリーダーだったウィリアム・ショックレーは、更にこの現象を増幅できることに気づいて研究を重ねた末、1948年6月30日に3人の連名でトランジスタ発明を発表。

この功績により、3人は1956年にノーベル物理学賞を受賞しました。


          

       John Bardeen, William Shockley and Walter Brattain 


この発明に触発された日本でも研究が進み、1954年頃に東京通信工業(現ソニー)が量産を開始。
翌年には日本初のトランジスタラジオ〝TR-55〟を発売。

その後も他の家電メーカーが続々と参入しましたが、当時同社の主任研究員だった江崎玲於奈氏が固体におけるトンネル効果を実証する現象を発見し、それを応用してエサキダイオードを発明。

これが評価され、1973年にノーベル物理学賞を受賞しています。

もっともその発見のキッカケは、ソニーが製造してしたゲルマニウムトランジスタの不良品を解析していた時だったそうですから、世の中いつ何が役に立つか分かりません。

その後各メーカーで改良が進むと同時にトランジスタは急速に小型化・量産化が進行。


       

やがてはLSI(大規模集積回路)の開発へと繋がっていきました。

今やどんな電子機器にも利用されているトランジスタですが、ここで問題です。

皆さんがお使いのスマホには、一体いくつのトランジスタが内臓されていると思いますか?

 ① 4万個   ② 40万個  ③ 400万個  ④ 4億個


正解は・・・なんと、④なんですって。

更に最新のマイクロプセッサー(超小型処理装置)には、10億以上も使われているとか。

文系の私にはピンときませんが、発明から70年でここまで利用されていることを発明した3人が知ったら、それこそ椅子から転げ落ちんばかりに驚くでしょうネ。


 


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