FC2ブログ
一番乗り

何事も、最初にそれを成し遂げた人物の名は後世に残るもの。

そういう意味で、この方の名を知る人は多いはず。


 ロアール・アムンセン

   Roald E.G.Amundsen


今日は、人類初の南極点到達に成功した、どんなこの探検家の命日・没後90周年にあたります。


        


1872年にノルウェーのボルグで海運業を営む父の四男として生まれたアムンセンは、16歳の時にナンセンという探検家のグリーンランド横断成功というニュースにいたく感動し、探検家になることを決意


彼を医師にしたかった母親が亡くなった事を機に、通っていた大学を中退して航海士に。


20歳後半にベルギーの探検隊に同行し経験を積んだアムンセンは、当時難関として有名だった〝北西航路〟(大西洋から太平洋にアメリカの北側を回って抜けるルート) の航海を初めて成功させます。


そして北極点到達を目論見ましたが、ヒラリーが先に成功した (※但し最近では捏造説あり) ためにこれを断念、目標を南極点に変更。 


先にそれを目指していたイギリスのスコット隊に 「我、南極に向かわんとす」 と(宣戦布告?の)電報を打ってその後を追ったアムンセンは、北西航路航海時にイヌイットから得た犬ぞりや獣皮を使った防寒術を利用し、1911年12月14日に見事南極点到達に成功。


      


※先を越されたスコット隊の悲劇に関する過去記事は、こちら。(



この南極点レースに関しては、以後様々な分析がなされています。


中でも私が興味深いのは、両名のリーダーシップの違い。


英国海軍々人だったスコットが〝軍隊式・上意下達型〟の組織管理を行ったのに対し、アムンセンは隊員のモチベーションを高めて創意工夫を生み出す〝チームワーク重視型〟のリーダーであったとの事。

後に第一次南極越冬隊長を務めた西堀栄三郎氏も、著書の中でアムンセンの成功は〝探検への情熱・隊の運営手法・周到な準備とこだわり〟等々にあった、と記しています。 


これは現在の組織運営にも通じるところがありますょネ。

前人未到の困難に立ち向かう時には、豊富な経験と柔軟な発想、そして卓越した人使いの旨さが欠かせないようです。


そしてアムンセンは、後からやってくるであろうスコット隊に食料と手紙を残すという優しさも兼ね備えていました。

しかしその優しさが、後年に彼の寿命を縮めることになろうとは・・・。


南極点到達後も、飛行船による北極点到達などを計画したアムンセンは、飛行船を設計したイタリア人・ノビレとトラブルになります。


そのノビレが北極で遭難したと聞き、彼と絶交していたにもかかわらずアムンセンは飛行機で救助に向かったのですが・・・逆に1928年6月18日、現地で二次遭難→行方不明となってしまったのです。


       

               北極に向かうアムンセン 

皮肉にもノビレ隊は、その後無事帰還を果たしました。


北極の地で遭難した彼が、果たして探検家としてこの最期を納得していたのか否か?・・・今となっては知る術がありません。


あらためて、未だ遺体が発見されていないノルウェーの英雄・アムンセンのご冥福をお祈り致します。


                人気ブログランキング

スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する