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極 太

先日エネゴリ君の店に行ったら、20代そこそこの若いバイト君がいました。

聞けば、数ヶ月後にイタリアの2つ星レストランで2年間修行することが決まっており、その渡航費用を稼ぐためにいろいろなお店で働いているのだとか。

「ふぅ~ん・・・じゃあ、帰国後は自分のお店を持つつもりなんだ。」

「はい、それが目標です!」

「そうか、じゃあ頑張ってネ。 エネゴリ君も、それくらいの高い目標を持てばいいのに・・・。」

「えっ、 渡辺さん、何か言いました?」

「ただの独り言だょ、ひ・と・り・ご・と。 それより、このブッカティーニ カボチャとベーコンのクリームソース〟って美味しそうだけど、ブッカティーニって何?」

「あっ、それは真ん中に穴が開いた極太のパスタですョ。」

「ふぅ~ん、そうなんだ・・・じゃあ、それ頂戴。」

       

待つこと15分・・・やっとそのパスタが目の前に運ばれてきました。

「うん、美味しいょ。」 

「ありがとうございます。」

「ところでコレ、何でわざわざ極太のパスタにしたの?」

「う~んと・・・ソースが絡みやすいからじゃないですかねェ。」

「なんだ、自信無さげな答え方だなァ。」

と私がツッコミ入れようとしたところで、バイト君が横から

「それはですねェ、このブッカティーニはイタリアの家庭料理で良く使われるパスタで・・・」

と一生懸命説明を始めたではないですか。

「そっか~。 エネゴリ君ょ、彼みたいに答えられなきゃダメじゃん。」

「いや、答えようとしたんですょ~。」

「ウソつけ。」

なぁんて会話をした後、エネゴリ君が厨房の奥に行った時に、私はこっそりバイト君を手招きして、「なんスか?」 という彼に、

「あれはなァ、エネゴリ君をイジる質問だったんだョ。
だから、キミが答えたら面白くないんだワ。」

そう言われたバイト君は、「はぁ?」 とキョトン。

真面目で勉強熱心なバイト君は、きっと修行を終えて帰国すればエネゴリ君より腕の良いシェフになることでしょう。


でも、接客はもっと経験を積まなきゃならないかも・・・。あせあせ

サービス業は、奥が深いですから~。


 


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