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新 橋

私も大好きな人気アクション映画 『ジェイソン・ボーン』 シリーズ。

その第1作 『ボーン・アイデンティティー』(2002年米公開)で、主人公のCIAエージェント・ボーンが失った記憶を辿る過程で、自分の命を狙うかつての上司・コンクリンをパリに呼び出すシーンがあります。 


指定した場所が、

 ポンヌフ

  Pont Neuf


という橋でした。

    


映画をご覧になった方は、この建物の屋上からボーンが橋の上で上着を脱ぐコンクリンの姿を確認するシーンを憶えていらっしゃるでしょう。


    


ボーンはコンクリンをやり過ごし、路上に待機していたCIAの車に発信機を取り付け、彼らのアジトを突き止めるのですが・・・この舞台となったポンヌフはパリ最古の橋として有名なのだそうな。


(ポンヌフは、フランス語で〝新しい橋〟という意味だそうですが、今となっては何とも皮肉な名前ですネ。)

その橋が起工したのが、今からちょうど440年前の今日・1578年5月31日のことだったそうです。

日本では織田信長が天下統一に野心を燃やしていた、『本能寺の変』が起きる約4年前のこと。

ポンヌフは、パリ市内を悠然と流れるセーヌ川に、シテ島の先端を横切る形で架けられた、全長238m・幅22mの橋。

アンリ3世によって建設が決定され、完成まで29年を要しました。



以来400年以上経過しましたが、2つの世界大戦をくぐり抜け、何度も修理を施されてきたものの、基本構造は当初のままだとか。

橋脚上の歩道に半円形の膨らみか作られ、そこで人々が憩う光景が、いかにもパリ・・・って感じるのは、私だけでしょうか?

さて冒頭で映画の話を持ち出しましたが、この橋が舞台となる映画があります。 タイトルもズバリ、


『ポンヌフの恋人』Les Amants du Pont-Neuf


       

これは、ボーン・シリーズが始まる10年以上前の1991年に公開されたフランス映画。

変わり者で有名(失礼!)な奇才レオス・カラックス監督がメガホンを取った、アレックス3部作の3作目にあたります。

ポンヌフで暮らす天涯孤独のホームレスの青年アレックスは、ある日自動車に片足を轢かれてしまいます。


そこにたまたま通りかかったのが、失恋と失明の危機から家出をした女画学生ミシェル。


二人は惹かれ合い、生活を共にし始めるのですが・・・実に甘く切ない顛末は、是非作品をご覧いただきたく。

同作は、監督の拘りから製作費が当初の予算8億円から32億円以上に膨らんでしまい、資金難で制作会社が2度倒産するなど、完成まで
3年もかかったという労作。

その遅れのため肝心のポンヌフが修繕に入ってしまってロケが出来ず、パリ市内にポンヌフの4/5スケールのセットを造って撮影したとのこと。

(映画は、その改修中の橋から物語が始まるのですが・・・。)


       


映像美・・・ポンヌフの頭上で繰り広げられる花火シーンは見事ですし、ラストにはあの名作 『タイタニック』 がパクッたといわれる有名なシーンが出てきますョ。


   


余談ですが、作られた巨大なセットは資金ショートのため解体できず、今でもそのまま残されているとか。

フランス観光に行かれる方は、本物のポンヌフとセットのポンヌフ双方に是非足を延ばしてくださいまし。

ちょっとパリからは遠いですけど・・・。
あせあせ


   


 


 


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