FC2ブログ
公 示

早速、クイズからスタートです。

2005(平成17)年までは、毎年今日・5月16日に発表されていたのに、翌年から廃止になったものは、何でしょう?

ヒントは、私を含め殆どの方は縁がないもの・・・って、これじゃ分かりせんょネ。 正解は、

 高額納税者公示

そう言われてみれば、毎年マスメディアがこぞって報道していたなァ・・・と、思い出す方も多いでしょう。

この『高額納税者公示制度』が始まったのは、戦後まもなくの1947(昭和22)年。

毎年5月31日まで公示されていました。

目的は、〝高額所得者の所得金額を公示することにより、第三者のチェックによる脱税牽制効果を狙う〟こと。

信じられないことに、開始初期には(脱税の)情報提供者にその額に応じた報奨金を支払っていたそうな。


まるで共産主義国家の密告制度の如き手法ですが、さすがにこれは怨恨や報復を生むため1954年に廃止。

また当初は収入額を発表していましたが、1983年からは納税額に変更されました。


しかし、この制度により氏名を公表されることは、即ち金持ちであると世間に知らしめるようなもの。

実際、名前が公表されたことで神戸の資産家の家族が暴力団に殺害されたり、多くの高額納税者が空き巣や窃盗の被害に遭いました。

つまりは役所の意図と違い、役所が犯罪に加担するような形になってしまったわけ。


またこの公示は個人の所得税に限られたため、当該個人が法人を設立し、それを利用して親族に所得を分散することにより、節税や公示逃れを合法的に行うことが一般化したため、個人としての高額所得者を公示する意味がほぼなくなってしまいました。

更にこの制度の公示対象が3月31日までに提出された申告書に基づくという規定を逆手にとって、同日までは所得税額1,000万円を超えない所得で申告し、4月1日以降に修正申告するという抜け道を利用する人も続出。

このやり方だと追徴課税を取られるのですが、そこまでしても自分の名前が公表されるのを嫌がったんですねェ。

私のような凡人には分からない感覚ですが・・・免許証に本籍すら掲載しない個人情報保護に煩い現代では、納税額公表なんてとんでもないって話。

実際、廃止になった直接の理由は、2005年から個人情報保護法が施行されたことでしたから。


 

上の表は、この公示制度の最後となった2005年の高額納税者名簿ですが、13年前からユニクロの柳井氏が載っているのは、さすが。

この公示制度は廃止になりましたが、某海外雑誌は現在でも毎年高額所得番付を発表しています。

公的な納税額が公表されていないのに、どうして所得が分かるのか実に不思議ですが・・・。

ただひとつ気になるのは、少なくとも日本ではその所得番付と高額納税者のランキングが必ずしもリンクしないこと。

何故か?

それは、高額所得であってもそれに見合う納税をしていない人がいるから。

そういう人には、ある共通項があるのですが・・・っと、ここから先の解説は控えさせていただきます。

気になる方は、ネットで検索してみて下さい。

その理由を知った方は、皆怒りがこみ上げてくるニダ。うー

                 人気ブログランキング

スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック