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青天井

世の中では奇跡がたびたび起こりますが、今からちょうど30年前の今日・1988年4月28日に〝常夏の島〟ハワイで起きた出来事は、まるで映画のCGを見るかのような、信じられないものでした。 それは


 アロハ航空243便事故


乗客・乗員95名を乗せたボーイング737機が、マウイ島付近の太平洋上空約7,200mで突然機体前方の天井が吹っ飛んだにも関わらず、そのまま飛行を続けて空港に着陸したのです。


この事故に関しては、過去に何回かTV番組で特集されましたので、画像をご覧になれば思い出される方も多いと思います。


 アロハ航空


事故原因は、飛行中に機体の外壁が一部破断して客室内の空気が流れ出したことにより急減圧が発生。

そのため機体前方のファーストクラスから主翼近くまでの5.5mの天井が吹き飛んだ・・・とされています。


午後1時48分頃に事故が起きた瞬間は、殆どの乗客がシートベルトを締めていたため吹き飛ばされることはありませんでした。

しかし不運にもファーストクラスでサービス業務をしていた乗務員が1人だけ機外に放り出され、唯一の行方不明者に。


その他の客室乗務員は幸運にも機体備品に挟まったり、乗客に手を掴まれたりして無事。


機体は事故の衝撃により大きく歪み、しかもケープルが切断されたため左エンジンが停止。

しかしロバート・ショーンスタイマー機長の的確な操縦により、同機は事故発生から約10分後の午後1時58分、無事マウイ島・カフルイ空港に緊急着陸。


この機体をよくぞ無事に着陸させられたものです。


       

             Robert L. Schornstheimer


2009年1月、ハドソン川に緊急着陸した機長といい、アメリカ航空会社のパイロットは非常事態の対処が素晴らしいですょネ。

※この不時着事故に関する過去記事は、こちら。(↓)



乗員・乗客にとっては、究極・・・いや、〝最悪・最恐〟のジェット・コースターに乗った気分だったでしょう。ダメだぁ顔


ところで、この事故機は飛行開始から19年間で総飛行時間33,133時間・飛行回数89,680回を数える、当時世界中で飛んでいた同型機で2番目に古い〝老朽機〟だったとか。


ハワイ諸島を飛び回る短距離機だったため、飛行時間はボーイング社の保障時間以内でしたが、離着陸回数が同保障回数75,000回を大きく上回っていました。


やはり離着陸は、機体に大きな負荷をかけるのでしょうネ。


この便が離陸する前、乗客の1人が前部ドアの上に入った15~20cmのヒビに気づいていたそうですが、それを乗員には伝えず仕舞い。


また正副パイロットによる飛行前の目視チェックでは、このヒビを発見できませんでした。


この事故は、各航空会社に老朽機体の危険性を認知させたことにおいて、大きな影響を与えました。


現在は格安料金が魅力のLCCが鎬を削っていますが、くれぐれも老朽機体の使い回しなど安全面での手抜きだけは止めてもらいたいものです。うー


私たち利用客は素人ばかり・・・見た目で搭乗機がどれくらい古いかなんて、分かりませんから。


それにしても、たまたまこの飛行機に乗り合わせた乗客・乗務員は、その後飛行機やジェットコースターに乗ることが出来たのでしょうか。

ロバート・ショーンスタイマー機長は2005年にリタイアするまで操縦桿を握り続けたそうですが・・・皆さんだったら、どうでしょう?あせあせ


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