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働くといふこと

もうすぐ4月も終わり、ゴールデン・ウィークに突入・・・きっと今年新社会人となった若者も、緊張の日々からしばし解放されることでしょう。

しかし中には、「思っていたのと全然違う会社だった。 もう辞めようか・・・。」なんて考えている方がいらっしゃるかも。

既に辞めてしまった方には手遅れでしょうが、迷っている方には是非お読みいただきたい、またお子さんが悩んでいたら読ませてあげていただきたいものがあります。

それは私の愛読誌・月刊 『致知』 5月号に掲載された、日本を代表する経営者・実業家である京セラ名誉会長の


 稲盛 和夫 

のインタビュー記事。 以下に抜粋・編集にてご紹介致します。


       

           ◆     ◆     ◆     ◆


私の半生を振り返ってみると、幼い頃に結核を患ったり、中学受験に2度失敗したりと、決して恵まれた順風満帆な人生ではありませんでした。

大学時代よく勉強していたので、成績は比較的良かったのですが、当時は就職難で大企業は全部採用してくれませんでした。

そんな中で京都にある松風工業という碍子製造会社が拾ってくれたので、昭和30年に地元・鹿児島大学を卒業後入社しました。

しかしその会社の経営は苦しく、給料遅配は当たり前、近所の評判も悪かったので、私は同僚と二人で会社を辞めて自衛隊に入ろうと決意しました。

しかし試験に合格して入隊手続きのために戸籍抄本を送ってくれるよう実家に依頼したものの、一向に届きません。

それは2つ上の(旧制中学しか出ていない)兄が、

「大学の先生のおかげで就職難の時代にようやく入れてもらった会社なのに、何のご恩返しもしないで半年で辞めるとは何事か!」

と激怒したからでした。

そのおかげで私は会社に踏みとどまり、心機一転してセラミックの開発に取り組むようになったのです。


会社に寝泊まりしながら研究に没頭し、所属していた特磁課は社内で唯一黒字を出すまでになったのですが、今度は組合と衝突し暴行を受けてしまいます。 その組合に対し、

「私は決して会社の回し者ではありません。


卑怯なふるまいをして残業代をもらうようなことはすべきでない、と言っているんです。

私みたいな男がおってはいかんと言うのなら、今すぐにでも私は辞めます。


ただし、そうなればこの会社は潰れ、皆さんは路頭に迷うことになるでしょう。

私は決して間違っているとは思いません。
皆さんの考えこそ正すべきです。」


         ◆     ◆     ◆     ◆


さすがは将来の大経営者は言う事が違いますネ。

その後退職した稲盛氏は、理解者の協力・援助を受けて27歳だった昭和34年4月に京セラを創業し、今日に至りました。

    

     設立当初の京都セラミック(最後列左から6番目が稲盛氏)

そのいなもり稲盛氏は、このインタビューの中で、こうも語っておられます。

「働くということは、生きていく糧を得るためのものだというのが一般的ですけれども、そうではなくて、自分の人間性を高めていくためになくてはならないものです。

一所懸命働くことによって、自分自身の心を高め、自分の人生を精神的に豊かなものにしていく。


同時に収入も得られますから、物質的な生活も豊かになっていく。
ですから、働くということは大変大事なことだと思っています。

人は得ていて恵まれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと感じ、不平不満を口にしがちです。

近年、若者の離職率が増加しているのもそういう理由なのでしょう。

しかし、それで運命が好転するはずはありません。


与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるよう努力していくうちに不平不満は消え、仕事も順調に進むようになっていく。

そして物心共に豊かな素晴らしい人生を送ることが出来るのです。」

「人生で一番大事なものというのは、ひとつはどんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。

私がただ一点だけ自分を褒めるとすれば、どんな逆境であろうと不平不満を言わず、慢心をせず、いま目の前に与えられた仕事、それが些細な仕事であっても全身全霊を打ち込んで、真剣に一所懸命努力を続けたことです。

それともうひとつは、人間は常に自分がよくなりたいという思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです。

いくら知性を駆使し策を弄しても、自分だけ良ければいいという低次元の思いがベースにあるのなら、神様の助けはおろか周囲の協力も得られず、様々な障害に遭遇し、挫折してしまうでしょう。

〝他に善かれし〟と願う写真のない美しい重いのこそ、周囲はもとより神様も味方し、成功へと導かれるのです。」


・・・仰る通りだと思います。

入社してすぐに辞めたいと思っている方、是非稲盛氏の言葉を噛み締めてください。

余談ですが、私はサラリーマン時代にかなりの数の中途採用面接を経験していますが、絶対に採用しないパターンがありました。

それは履歴書の職歴欄を見て、1ヶ所も3年以上続いていない方。

この人を採用しても、またすぐ辞める・・・採用側はそう考えますから。


まさに、『石の上にも三年』 ってヤツです。

応募する側は、転職歴を 「キャリア・アップした」 とアピールするでしょうが、採用側は必ずしもそうは捉えないことを、知っておいて損はないかと。うー


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