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籠 城

若い方はご存知ないかもしれませんが、今からちょうど50年前の今日・1968(昭和43)年2月20日に、日本の犯罪史上に残る大きな事件が起こりました。 それは、 

金嬉老事件


金嬉老という在日2世が金銭(手形)トラブルから暴力団員2名を猟銃で射殺し、逃亡の末静岡県・寸又峡温泉の旅館に押し入って経営者・宿泊客13名を人質にして篭城。


逮捕されるまでの人質監禁が88時間という、単独犯として我が国犯罪史上最長時間を記録したこの立て籠もり事件は、その経過も特異なものでした。


         


 犯人の金は、1928(昭和3)年生まれ。 

3歳の時に父親が死亡して家の生活は苦しく、15歳の時に窃盗で捕まって以降20年間のうち15年は刑務所暮らし(前科7犯)という、筋金入りのワルでした。


しかも彼は非常に狡猾で、籠城した後テレビ・ラジオ・新聞の記者らと接触し、


「自分がこうなったのは在日朝鮮人に対する差別が原因である」


という持論を展開。 


    


暴言を吐いたと名指しされた刑事がテレビで謝罪するなどエスカレート・・・犯人を支援する団体まで立ち上がるという事態にまで発展。


籠城中に所持していたダイナマイトを爆発させたり、取材ヘリに向かって発砲するなどしましたが、これに関してはメディアからの要請によるものだったという説もあり、いわゆる〝劇場型犯罪〟の元祖ともいわれています。


しかし自らが開いた会見の席で記者に扮装した刑事数名に取り押さえられるという、メディアを巧みに利用した犯人としては何とも皮肉な結末でした。


                 


連日のように報道されていたこの事件・・・当時9歳だった私も、白黒テレビに映し出される猟銃を持った犯人の映像を、朧げながら憶えています。


その後、金は無期懲役を言い渡され服役。 


しかし刑務所内では施錠もされず部屋の出入りは自由(!)、しかも出刃包丁やナイフまでフリーパスで差し入れられるなどの特別待遇だったことが発覚し、看守1人が自殺するという悲劇まで起きました。


1999年に、韓国へ強制送還することを条件に釈放された犯人は、同国で差別に反抗した英雄として迎えられたといいます。

この辺り、伊藤博文公の暗殺犯・安重根や、先月拙ブログで取り上げた大逆事件の犯人・李奉昌と同じ。

さすがは反日無罪、〝怨〟の国。(↓)




確かに当該事件をキッカケにして、在日朝鮮人に対する差別の実態が明らかになったのは事実でしょう。


しかし彼は本当にそれを動機として事件を起こしたのか?


その答えは・・・事件前の彼の経歴と、釈放された2000年に71歳の彼自身が韓国で愛人問題を起こし、女性の夫に対する殺人未遂容疑で逮捕・収監されたことを見れば、自ずと出てくるでしょう。


この事件により韓国における人気が地に落ちた彼は、2010年3月に前立腺がんにより82歳でこの世を去りました。


それにしても我先に犯人に接触しようと試み、その言い分を大々的に取り上げて、殺人事件を起こした凶悪犯をあたかも差別問題提起のヒーローのように扱うメディアの反日左翼ぶりと、在日朝鮮人に弱腰な日本の姿勢も昔から何ら変っていないことを、この事件は如実に示している・・・私には、そう思えてなりません。うー


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