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パウチ

皆さんは、〝3分〟 という時間から何をイメージしますか?


ボクシングの1ラウンド・・・なんて答える私は少数派だと思いますが、多くの方はカップラーメンでしょうか?


もっとも、最近は待ち時間が5分なんていう高級品(?)も出回っていますが。


もうひとつ、忘れてならない食品がありますょネ。 

そう、レトルトカレーです。


この画期的新商品が初めて世に出たのが、今からちょうど50年前の今日・1968(昭和43)年2月12日のことでした。


それは、大塚食品が阪神地区で限定発売を始めた、


 ボンカレー


現在でも販売され続けている、超ロングセラー商品です。


※この商品名は、フランス語の〝BON 【おいしい】〟と英語の〝CURRY 【カレー】〟の合成語だそうな。)


まさに〝日本のお母さん〟の如く、和服を着た女優の松山容子さんがにっこりと微笑むパッケージ・・・懐かしく感じる方も多いことでしょう。


 


このレトルトパウチは、元々アメリカ陸軍補給部隊の研究開発局が、軍用携帯食として開発したものでしたが、当時のアメリカでは既に冷凍食品が発売されていたため、全く普及しなかったとか。

しかし日本ではまだ冷凍冷蔵庫が各家庭に普及していなかったため、常温での保存食品のニーズがあったのです。

そこに着目した大塚食品が、更に簡便性を加え  


〝保存料なしで常温長期保存が可能、1人前入り且つお湯で温めるだけで誰でも失敗せず食べられるカレー〟


をコンセプトに、グループ会社の大塚製薬が持っていた点滴液の殺菌技術を応用してレトルトパウチ(高圧レトルト釜で高温加熱殺菌する為に食品を封入する袋)を開発。


試行錯誤を繰り返し、約4年の歳月をかけて開発に成功したそうですが、当初は(上の画像のような)半透明パウチだったため光・酸素の影響を排除できず、賞味期限は夏場で2ヶ月と短かったとか。


その後アルミ3層構造のパウチが開発され、賞味期限は2年と飛躍的向上したことで、翌1969年には晴れて全国発売となりました。


今でこそ私たちは当たり前のように利用しているレトルト食品ですが、当初は1個80円という価格が高く、また革新的過ぎたのか、あまり売れなかったのだとか。


現在はマニア垂涎の的となっている 〝ボンカレーのホーロー看板〟 を9万5千枚作り、1人1日15枚をノルマに同社の営業マンがトンカチを持って全国の販売店を回ったのだとか。


ちょっと信じられない話ですょネ。


           


しかし70年代に入ると都市部で核家族化が進み、各家庭でも個食化へと食生活が変動。

そして1973年には、当時売り出し中だった落語家の笑福亭仁鶴が人気TV時代劇 『子連れ狼』 の拝一刀に扮し、

「3分間、待つのだぞ」


と言うパロディCMが大人気となり、一気に知名度がアップ。

ハウス食品やエスビー食品も参入し、レトルトカレーは国民の間に広まり定着したのです。

※ちなみに 『レトルト(食品)』 とは、気密性・遮光性を有する容器で密封し加圧加熱殺菌したものを指しますが、元来レトルト(retort )とは物質の蒸留 (または乾留) をする際に用いるガラス製の器具のことで、海外では通用しない和製英語なんですって。


ところで、待ち時間の3分・・・皆さんはちゃんと守っていますか?


 ① キッチリ3分、沸騰したお湯につける。

 ② 念には念を入れて、3分以上グツグツ。

 ③ 3分も待ったことがない。


せっかちな私は、いつも③です!あせあせ


発売半世紀を祝して、今晩はボンカレーを召し上がれ!


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