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火 石

中高年世代のドライブ好きな方なら、このロゴマークはご存じのはず。

    


そう、グッドイヤー社と並ぶアメリカのタイヤメーカー、ファイヤストン社・・・今日は、同社の創業者である


 ハーベイ・サミュエル・ファイアストーン

      Harvey Samuel Firestone


の命日・没後80周年にあたります。

       

ドイツ移民の子孫であるファイアストンは、日本ではちょうど明治元年となる1868年にオハイオ州コロンビアで3人兄弟の次男として生まれました。

コロンビア高校を卒業した彼は、オハイオ州コロンバスにあるコロンバス馬車会社に勤めた後、1890年に馬車用のゴムタイヤ製造会社を設立し、独立。

1895年に結婚(後に6男1女をもうけますが、長男は生後4日で死亡)すると、ちょうどその頃開発されたガソリンエンジン搭載の自動車に着目。

その将来性を見抜き、1900年に同州アクロンにてファイアストーン・タイヤ・アンド・ラバー社を創業。

1904年にフォード社のタイヤ製造を一手に引き受けて、急成長。

リベリアに4,000㎢(東京ドーム約300個分)という広大なゴム園を作って原料を確保する一方、1951年には米軍から短距離弾道ミサイルを受注するなど、アメリカ有数の大企業に。

ファイアストーンはエジソンやヘンリー・フォードご両人とは共に旅行する程親密な交際を続けたそうですが、彼ら3人がアメリカ・・・いや世界の産業界に多大なる貢献をしたことは、言うまでもありません。

  

          左からエジソン、フォード、ファイアストーン

彼は1938年2月7日に、冠状動脈血栓により70歳でこの世を去りました・・・が、彼の没後同社には波乱の運命が待ち受けていました。

同じアクロンに本拠を置くライバル・グッドイヤー社と鎬を削る中、1970年代に入って大量の訴訟に巻き込まれて疲弊し、1988年には日本のブリヂストン社に買収されてしまいます。

実はファイアストーン社は1933年に、社名が似ているとしてブリヂストン社を訴えて、敗訴したことが。

難癖つけた会社に買収されるとは、何という皮肉でしょう。

ゴルフ・ファンの方なら、同社の本拠地アクロンにあるアメリカ屈指の名・難コース、ファイアストーンCCをご存知だと思います。

この全米プロ選手権が3回開催されたゴルフ場は1929年開場という90年近い歴史あるコースで、大きな白い球に赤い色の同社ロゴが入ってることでも有名。

    

ここでは現在、米ゴルフ・ツアーの主要大会であるWGCブリヂストン選手権が毎年開催されています。

ファイアストーンが社員の福利厚生を目的として作ったコースで、自らが創業した会社を買収した日本企業がトーナメントを開催しているのを天国から眺める彼の心境は、決して穏やかではないでしょうネ。うー


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