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ICPO

今日のブログ・タイトル、何やらICBMに似てますが、ミサイルじゃありません。

刑事ドラマや映画、あるいはアニメ 『ルパン三世』 ファンならピンッとくるはず。

そう、これは


     国際刑事警察機構
  International Criminal Police Organization


の頭文字をとったもの・・・俗に〝インターポール〟とも呼ばれていますが、この国際組織(の前身、国際刑事警察委員会=ICPC)がオーストリアのウィーンで設立されたのが、今から95年前の今日・1923年2月5日のことでした。


       


世界を股にかける国際犯罪組織を追う強力な警察組織・・・というイメージを持つ方が少なくないと思いますが、実態は違うんです。

そもそも設立後の1938年にナチス・ドイツがオーストリアを併合すると本部はベルリンに移され、それ以降はドイツが第二次世界大戦で敗戦するまでは、なんとあのゲシュタポの下部組織でした。

ICPCを改編して現在のICPOが57ヶ国が加盟して設立されたのは、1956年。

(※日本はそれ以前の1952年、第21回ICPC総会時から加盟)


1989年以降、本部はフランスのリヨンに置かれ、昨年9月末現在で加盟国・地域は192.


       
                 リヨンの本部ビル


主な未加盟国は、テロ国家・北朝鮮やバヌアツ、コソボなど。
台湾は支那の妨害により、未だ加盟できていません。
うー

さてこのICPOを一躍日本で有名にしたのは、おそらく 『ルパン三世』に登場するルパンの天敵・銭形警部でしょう。

彼がルパン専任の捜査官としてインターポール(ICPO)に出向している・・・という設定で、世界中を追っかけ回していますから。

手帳にも、ちゃんとICPOのロゴが入ってます。(↓)


        


しかし実際のICPOでは、そんな専任の刑事は殆どいないのだそうな。

アメリカの連邦捜査局(FBI)のように、州をまたぐ犯罪者を追跡し逮捕できるような権限を国際的に持ってはいないのです。


※FBIに関する過去記事は、こちら。(↓)



ICPOの職務としては、

◆国際犯罪及び国際犯罪者に関する情報の収集と交換

◆犯罪対策のための国際会議の開催

◆逃亡犯罪人の所在発見と国際手配書の発行

◆加盟国の捜査能力向上のためのトレーニングの計画及び実施


であり、国際手配犯の逮捕はあくまで現地警察の仕事。

つまり銭形警部は、海外で手錠を振り回してルパンを逮捕することはできないのです。


毎年各国からICPOには1,000件を超える情報紹介や捜査依頼が集まり、国際手配を賭けられている犯罪者は数千人いるそうですが、国家間の犯人引き渡し条約の有無などの条件が重なると、なかなかスンナリとはいかないようです。

1996~2000年まで、元警視庁国際部長だった兼元俊徳氏が第15代総裁を務め、現在も複数名の警察庁職員が出向しているそうですが、是非ともその能力を活かしてほしいもの。


そして出来ればアメリカのFBIのような、強力な権限を以って世界中どこでも凶悪犯を逮捕できる刑事や組織を創設してもらいたいところ。

そうすれば、国際テロ組織の摘発などが容易になるでしょうから。

銭形のとっつぁんのような世界を股にかける本物の刑事が登場することを、期待したいものです。
笑2


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