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兜 虫

昭和時代は、よく街中を走る姿を見かけたものでした。


〝カブトムシ〟の愛称で長年多くの人々に親しまれた、その世界的大衆車、

 フォルクスワーゲン タイプ1

       Volkswagen Type1

のドイツ国内生産が打ち切られたのが、今からちょうど40年前の今日・1978年1月19日のことでした。


     


実はこの名車の誕生には、あのヒトラーが大きく関わっていました。

彼が1933年ドイツの首相に就任した際、ベルリン自動車ショーの席上でナチスの支持率アップを狙ってアウトバーンの建設と国民車の開発構想をぶち上げたのが、事の発端。


ヒトラーから提示された〝早くて丈夫で、しかも安価〟という厳しい条件をクリアしなければならなかった新車の開発は、ポルシェの創業者である設計家フェルディナント・ポルシェに託されました。

彼は試行錯誤の末、今からちょうど80年前の1938年にプロトタイプVW38Tを完成。

ヒトラーによって〝KdF-Wagen 〟と名付けられた同車は量産が開始され、販売にあたっては、国民はクーポン券による積み立てで購入費用を貯蓄し、満額に達すると車を引き渡すという計画が立てられました。

     

               1938年製のKdF-Wagen


ところが翌年に第二次世界大戦が勃発したため、生産は中止。

クーポン券も紙くずと化してしまったとか。

しかし敗戦後、連合国側がドイツの技術を多方面にわたって接収しましたが、この車はあまりに先鋭的なデザインだったため、誰も手を付けなかったことが幸いしました。

同車工場の管理を任されたイギリス人将校のアイヴァン・ハーストが操業を再開させ、1945年からは本格的な生産を再開。

西ドイツ国内はもとより海外にも輸出されるようになった〝カブトムシ〟・・・国内生産は40年前に打ち切られたものの、その後メキシコなど海外工場で2003年まで生産され続け、21,529,464台という当時の累計生産台数の世界記録を打ち立てました。

※トヨタ・カローラは1966~2016年の50年間で累計4,400万台。

日本では1952(昭和27)年から輸入車ディーラーのヤナセが販売を開始。

寒冷時に急な往診があっても速やかにコールドスタートできる、という実用性が開業医に支持され、医師自らハンドルを握る〝ドクターズカー〟として利用されたといいます。

そういえば、子供の頃見かけたカブトムシに乗っていた人は、皆さん品が良かったような・・・。

現在街中を走っているのは、愛称そのままの『フォルクスワーゲン・ザ・ビートル』。

     

旧カブトムシのテイストを残しつつ、いかにも21世紀を感じさせる洗練されたデザイン・・・ですが、乗るなら元祖カブトムシと思ってしまうのは、昭和オヤジの私だけ?あせあせ


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