FC2ブログ
新 味

子供の頃から慣れ親しんだ近所のラーメン屋さんが、もしスープの味を突然変えたら・・・皆さんは、それをすんなり受け入れられるでしょうか?


人によっては、昔懐かしい味に戻して欲しいと思うでしょうネ。


ローカルな飲食店でも一騒動になりそうな味の変更が世界的に有名な清涼飲料で行われたら、そのリアクションは相当大きいはず。


それが現実に起こったのが、今からちょうど30年前の今日のことでした。 あの


 コカ・コーラ


が、それまでの味を一新した〝New Coke〟を発売したのです。


それまで業界のガリバー的存在であった同社に、追随するペプシ・コーラ社が1975年頃から始めた新戦略が、〝ペプシ・チャレンジ〟。


これは各地でコーラ愛飲者を集めて両社のコーラをブラインドで飲み比べてもらい、どっらが美味しいかを選んでもらうという、実に単純かつえげつない公開キャンヘーン。


その結果、殆どの地域でペプシ社がリード。


(といっても、その差は僅かだったようですが・・・。)


これが全米に報道され、ペプシ社の売り上げは大幅にアップ。


しかもコカ・コーラ社内で同様の実験を行ったところ、社員でさえペプシを選んだことに同社幹部は衝撃を受けます。


そして彼らが対抗策として考えたのが 『カンザス計画』 と呼ばれる〝COKE FORMULA (調合法)〟の変更・・・つまり、ペプシ寄りの甘くまろやかな味覚に変えることでした。


既に1974年頃から研究は始められていましたが、その10年後の1984年秋には新味が完成。


試飲でも好評だったことから、1985年4月23日に〝New Coke 〟として大々的に発表・新発売したのです。


               
            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


ペプシ側はこのコカコーラ社の対抗策にかなりビビッたようですが、事態は彼らの予想もしない方向に発展していきます。


いきなり味が変わってしまったことに、昔からのコーク・ファンが猛反発。


毎日数千件の抗議電話が同社にかかってきたり、旧コーク復活の署名活動まで起こったのです。


予想外の事態に狼狽したコカ・コーラ社経営陣は、7月に旧コークを〝Coca-Cola Classic 〟 として復活させ、〝New Coke 〟と平行して販売することに。


そして旧コークの売上復活と共に、〝New Coke 〟は翌年ひっそりと製造を休止しました。


この騒動は、消費者の心を掴むことがいかに難しいか、また自社製品の強みが何かを知ることの重要性を示した格好の事例といえましょう。


ところで、皆さんは新・旧コカ・コーラを飲み比べたことがありますか?


この当時の私はコーラを一切飲まなかったので知らないのですが、そんなに味が違ったのでしょうか?


実際のところ、子供の頃の私はコークとペプシの違いすら分かりませんでしたが・・・。


そんな鈍感舌な私でも、もし吉野家が味付けを変えたら即座に抗議メールを送るでしょうけどネ。うー




スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック