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色 覚

皆さんは、学校の身体測定時に、こんな絵柄を見せられた記憶があると思います。



どうでしょう、ちゃんと中に描かれた数字を読み取れますでしょうか?

まず左は〝15〟。 


青が見にくい人は17などに見えるそうです。

次に中央は、〝73〟。

赤・緑が見えにくい人には、7か2に見えることが。


そして、右は、〝5〟。

「えっ?」と驚いた方は、正常です。もし5に見えたら、緑が見えにくい人なんですって。あせあせ

今日は、この色覚異常検査表を考案した眼科医、


 石 原 忍 

の命日にあたります。

(故に、前述の検査表は『石原式』と呼ばれているのです。)


石原医師は、1879年の東京生まれ。

一高・東京帝大医学部卒の秀才で、陸軍軍医に任官後、陸軍医学校教官、東大医学部眼科主任、同大医学部長、東京逓信病院長を歴任。

1943年に前橋医学専門学校の初代校長に就任しましたが、折悪しく敗戦後に軍歴があったために教職追放に。

その後静岡県で眼科医院を開業し、1961年には文化功労者に。

そして今から55年前の1963(昭和38)年1月3日に、83歳でこの世を去りました。


        

彼が石原式色覚異常検査表を最初に発表したのは、1916年。

実はこれを開発したのは、当時陸軍軍医だった彼がより正確な色覚検査を徴兵検査に導入するためでした。

彼の開発した色覚検査表は、1929年に開催された第13回国際眼科学会で国際的に認定され、その後改良が重ねられ様々なパターンが生まれ、現在に至っています。

それだけ彼の開発した検査法が優秀なのですが、逆にこの検査が日常生活に殆ど支障がない色覚異常まで検出できることが思わぬ差別につながることも。

正しく読めなかった子供が遺伝的な色覚障害を持っていることで学校でイジメられたり、また識別できなかった者が全く色彩を感じないモノクロのような視覚しか持っていないかのような誤解を受けるとか・・・。

そんなことは、開発者である石原医師も望んではいないはず。

くれぐれも、この優れた検査をイジメや差別のネタにしないよう、留意して欲しいものです。


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