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喧 嘩

今日は、イギリスの元首相であり、かつ小説家としても活躍した


 ベンジャミン・ディズレーリ(1804-1881)

     Benjamin Disraeli

の命日にあたります。

ユダヤ人でありながら保守党内で力をつけ、二期にわたって首相を務めた傑人・・・ですが、日本ではそれほど知られてはいま
せん。

正直、私自身も彼の経歴はよく知らないのですが・・・幼少期のエピソードを知ってから、彼の名は忘れられなくなりました。


小学生の頃、ユダヤ人だったが故に周囲からいじめられていた彼は、「ボクシングを習わせてください」と作家だった父親に直訴。

それを聞いた父は、理由を聞かず即座にOK。
実は、その父親自身も子供の頃散々いじめられた経験があったのです。

しかし当時のボクシングは現在のようなグローブはなく、ベアーナックル。


拳を固めた素手の殴り合い・・・要するに、喧嘩と同じ。

ディズレーリ少年は、ボクシングの名手に特訓を受けました。

その間、ガキ大将とその子分からのいじめを柳に風と受け流し、我慢の日々を送ります。

そして半年後、「もう大丈夫!」 という名手からのお墨付きをもらた彼は、たった一人で3,4人の悪童をに立ち向かい、叩きのめしたといいます。

この逸話を、彼は自伝的小説の中で何度も書いているそうですから、おそらく彼自身の背骨になった体験だったのでしょう。


        

この逸話を知り、転校して悪ガキ共にいじめられて登校したくないと言い出した小学生の我が子2人に、喧嘩の家庭教師をつけた日本人の母親がいました。

彼女は訳あって離婚し女手一つで息子2人を育てていたのですが、いよいよいじめっ子たちに我が子が決戦を挑む日を迎えた時、

「思う存分やっておいで。 相手の腕をへし折ろうが、鼻を潰そうが大丈夫、お母さんが責任を取ります。 さぁ、行きなさい。 必ず勝てるから!」

と息子たちを激励。

2人は悪ガキ共をやっつけ、二度といじめられることはありませんでした。

このお母さんは、決してヤ〇ザの姐さんではありません。
実は参議院を6年務めた元東大総長・林健太郎氏の前夫人。

2人の息子さんはその後東大に進み、父親から博士号の学位を受け取ったそうな。 

 

今、学校では相変わらずいじめ問題がなくなりません。

マスコミは盛んに学校や教育委員会の対応を糾弾していますが、私はその批判は筋違いだと思っています。

人間は四の五の言っても、結局は動物。
獣は睨み合っただけで相手の強さが分かるといいます。

そして人間界も、動物と同じく弱肉強食。

親が子供に叩き込むべきは、動物としての強さだと思うのです。
(もちろん、それに加えて躾や道徳を叩き込む必要もありますが。)

そんな教育を受けず喧嘩もしたこともない、口先だけ達者で受験勉強だけは人一倍できた似非エリートが政治家や官僚になる日本。

彼らが強かな大国を相手と対等に渡り合うのは、土台無理かもしれません。

ディズレーリが天国から日本の政治家たちを見たら、おそらく “Oh my God!” と言って肩を竦めるでしょうネ。うー


                    参考文献:『男たちの履歴書』(早坂茂三氏・著)







      

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