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一 言

お酒を飲む量や時間を自分でコントロールできなくなるのが、

 アルコール依存症

この病気の恐ろしいところは、自分がアルコール依存症を患っていることに気が付かず、家庭や周囲の人も単に酒癖が悪いと見做してしまい、治療が遅れること。

事実、内閣府の発表によれば、アルコール依存症患者は全国で約109万人もいるとされていますが、そのうち専門的な治療を受けている人は5%にも満たないとか。

そのうちに酒のために仕事が出来なくなり無断欠勤が続いて会社を解雇され、最悪の場合自殺に至るケースも多いそうな。

Mさんは、かつて重度のアルコール依存症に苦しみ、断酒例会に参加することで命を救われた一人。

彼は母親に大切に育てられた良い子でスクスク育ちましたが、その彼が最初に酒でつまずいたのは、大学寮の新入生歓迎会で大量に飲酒したこと。

泥酔状態でバイクを運転し、タクシーと衝突事故を起こしてしまったのです。

就職してからも毎晩のみ歩くようになり、目を覚ませばいつも裸に近い状態で駅前や公園でひっくり返っていたとか。

その間の記憶はなく、そのたびに自責の念に駆られるものの、結局はまた飲んでしまう日々。

給料は全て酒代に消え、借金が200万円以上になり、両親に借金を返済してもらう羽目に。

それでも酒を断つことは出来ないどころかますます症状は酷くなり、更に借金を重ねて自暴自棄になり、飛び降り自殺しようと覚悟を決めてホテルに泊まるもまたそこで痛飲。

意識を取り戻したのは数日後でした。

それでも飲酒は止められず、遂には会社の金に手を付けて逃亡生活に。


「金が亡くなったら死のう」と決心し、睡眠薬と酒を飲んで自殺を図ったものの、気がつけば警察に保護されていたという情けなさ。


       

そんなMさんがアルコール依存症の治療専門病院に入院し、そこで相部屋になった患者さんに断酒会の存在を教えてもらい、一緒に参加することに。

そして初めてその断酒会に参加したMさんに、当時の会長さんがかけた言葉が、たった一言。

「よう来たね。」

飲酒のことで虐げられることはあっても、「よう来た」 と褒められた経験のなかったMさんは、会長さんの言葉が嬉しくて 「来週も来よう、断酒をやり遂げよう」 と決意。

見事立ち直ったMさんは今、自らの経験を生かして断酒会の会長を務めているそうな。


                         (月刊『致知』12月号より、抜粋・編集にて)

          ◆     ◆     ◆     ◆

たった一言でも、相手を思いやる言葉には人を立ち直らせる力がある
・・・そんなことを教えてくれるエピソードですネ。笑2


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