FC2ブログ
神 事

またしても、大相撲で不祥事が起きてしまいました。

横綱・日馬富士(33)が同じモンゴル出身力士・貴ノ岩(27)に暴行を加えた、というのです。


       


鳥取巡業の前夜だった10月25日夜、両名のほか横綱・白鳳らモンゴル人力士ら約10名が集まって開いた宴会の最中に、突如日馬富士が貴ノ岩の頭部をビール瓶で殴ったばかりか彼に馬乗りになって素手で2,30発、更にはカラオケのマイクや灰皿で殴ったとか。

白鷗も突き飛ばされ他の力士も殴られたそうで、怖くて誰も止められなかったと言いますから、まさに修羅場。


後に貴ノ岩から出された診断書によれば、左前頭部裂傷・右中頭蓋底骨折などで全治2週間のケガ。

稽古中ならいざ知らず、飲み会の席で大暴れしたりですから、これは完全に暴行傷害事件・・・というより、殺人未遂に近い犯罪行為。

以前から酒乱癖を指摘されていたとはいえ、そんなのは言い訳になりません。

かつて一般人に暴行して半ば強制的に引退されられた朝青龍を兄とも慕う日馬富士・・・何ともつまらぬことを見習ったものです。

大相撲での暴行事件は、朝青龍の一件だけでなく今まで死亡事件を含め何度も起きています。

過去にはある横綱が部屋の若い力士を(相撲業界用語でいうところの)かわいがり、トレーニング機器で殴って大ケガを負わせ、廃業に追い込んだことも。

この若手力士は現役大関の弟でスキャンダル性十分でしたが、加害者が名力士と謳われた日本人横綱だったからか、殆ど報道されませんでした。

無理へんにゲンコツと言われ、どんなワルガキでも部屋に入門させればすぐ大人しくなると言われる大相撲ですから、多少荒っぽい稽古が行われるのは致し方ないでしょう。

しかし今回の一件は稽古中ではなく飲み会の席での大暴れですから、言語道断。


師匠の貴ノ花親方が被害届を提出し、それを受理した鳥取県警が既に捜査に入っているそうですから、下手すれば場所中に横綱が逮捕される可能性もある、前代未聞の大失態。

仮に示談が成立したとしても、それで手打ちとはいきません。
品格を重視される横綱ですから、常識的に引退は避けられないでしょう。

その場合、彼は朝青龍と同じく日本国籍を取得していませんから親方になれず、必然的に角界から去ることになりますが・・・。

なぜ場所前から力士たちが皆知っていたというこの暴行事件がすぐ明らかにされなかったのかを含め、日本相撲協会の体質・対応も厳しく批判されるでしょう。

私は個人的に、大相撲はスポーツでも、まして格闘技でもなく〝神事〟だと位置づけています。


元来、相撲は農村で豊作を祝う儀式でした

かつて横綱の初代若乃花は 「土俵には金が埋まっている」 と言いましたが、実際に埋められているのは日本酒・米・塩などの供え物であり、初日前日には立行司が祭主となって神事を執り行っているのです。


       

※ちなみに女性を土俵に上げないのは、豊作の神が女性であり、その女神を喜ばせるために若く強い男性が力と技を競うのが相撲だから、女性を上げると女神がヤキモチを焼くから・・・というのが、その理由。

だからこそ日本相撲協会は公益財団法人に認定されているのであり、親方や力士らは神に祷りを捧げる清らかな身であるべき。

そんな歴史・伝統と自覚を、協会はまず最初に新弟子に叩きこむ必要があるはず。

しかし残念ながら、現在の大相撲は勝利至上主義の単なる興行だと言えましょう。


番付も勝敗のみで決まりますし、横綱昇進には成績と品格双方の条件を満たすことが求められているものの、実際にはその品格に関して具体的な指針はありません。

また各部屋に支払われる分配金も抱える関取の人数や関取によって決まりますから、親方は自ら中・高校生をスカウトして育てるより、体格も良くハングリーな勝てる外国人力士を入門させようとします。


そんな制度が、神事たる大相撲の伝統を壊している・・・と私は思うのですが、言い過ぎでしょうか?

故に私は朝青龍が台頭して以降、横綱・大関を外国人力士が席巻するようになってからは一切大相撲を観なくなりました。

日本相撲協会は、今回の事件をトカゲのしっぽ切りで済ませることなく、猛省して相撲道の原点回帰をしなければ、大相撲に未来はないと思います。
うー

そうならないことを、日本人としては願いますが・・・。


              人気ブログランキング

スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック