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ヒネルトジャー

本日のブログ・タイトルは、平成世代の若者には通じないかもしれませんネ。

今日は、昭和世代には懐かしいこの似非外国語の意味である

 上水道の日

なのだそうな。


今からちょうど130年前の今日・1887(明治20)年10月17日に、日本で初めて近代的上水道による給水が開始されたことを記念したもの。

その場所は、東京ではなく横浜。

そして、この上水道を敷設・指導したのは


ヘンリー・スペンサー・パーマー(1838-1893)

    Henry Spencer Palmer


という、イギリス人の工兵中佐。


       


1856年に王立陸軍士官学校に入学し工兵中尉に任じられた彼は、1858年に調査団の一員としてカナダに派遣されると、道路工事の監督も兼任。

帰国後に地形測量局に勤務すると、今度はニュージーランドやバルバドスに派遣され、1878年には香港で水道を設計。

その彼を水道の専門家として神奈川県が招聘、1883年に来日した彼の指導によって相模川から野毛川の貯水池に引水し、市街地に給水が開始されたのです。

パーマーはその後も日本に腰を落ち着け、1888年には内務省の顧問技師として横浜港築港計画を監督として指揮したり、東京水道会社などの敷設計画にも関わるなど、日本の土木・水道事業の発展に大きく貢献。

1890年には日本人女性と再婚したものの、その3年後・54歳の時にに脳卒中で急逝しました。


その後の日本は徐々に上水道の敷設が進んだものの、2度の世界大戦の影響等で工事が遅れ、1945(昭和20)年の敗戦直後での普及率は、僅か9.8%。

今から60年前の1957(昭和32)年で約41%でしたが、その後の高度経済成長で普及率は急激にアップし、現在では約98%。 

「えっ、100%じゃないの?」

と驚く方もいらっしゃるでしょうが、島国であるがゆえに水道を敷設できない離島や山間部がどうしてもあるんですネ。

世界に目を向けると、普及率100%の国はアメリカ・カナダ・オーストラリアに、イギリス・スイス・スウェーデン・フィンランド・オーストリアなどヨーロッパに多く存在します。

が、だからと言ってその上水道をそのまま飲めずペットボトル入りのミネラルウォーターを用いる国が多いことは、海外旅行をされた方ならご存じのはず。

水道水をそのまま飲める国は、日本を始めフィンランド・スウェーデン(ストックホルム)・アイスランド・アイルランド・ドイツ・オーストリア・クロアチア・スロベニア・アラブ首長国連邦・南アフリカ・モザンビーク・レソト・オーストラリア(シドニー)・ニュージーランドの僅か15ヶ国だそうな。

その中でも、東京都のように水道水をペットボトルに詰めて美味しい水として売れたり、公園の水道をひねって子供が安心して飲める国は、日本ぐらいかもしれません。

   


浄水技術はもちろん、東京都の(水源地から蛇口までの間に水が漏れる)漏水率は、僅か3.1%。

ロンドンやパリなどの大都会では20%が当たり前だそうですから、日本の水道技術は世界一と言えます。

でも、それが日常・当たり前だと思ってはいけません。


水と安全はタダではない・・・私たちは常にその意識を持つべきでしょう。


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